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遠藤蓉子ホームページ

ひとりごと

1月28日(木)

 遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。 本年もどうかよろしくお願い致します。YouTubeの方に、新年のご挨拶もアップロードしています。今年は、医療従事者の皆様に敬意を表す意味合いで、ブルーの牛のTシャツにしてみました。よろしかったら、見てみてください。
 冬休みは、家の近くのホテルに泊まっていました。意外と勉強に集中できました。3月に教室を移転することになり、そこに置いてある防音ルームでCDの録音を行っていたために、移転する前に、「りんりんミュージック」の録音を済ませたいということで、大急ぎで「りんりんミュージック」の2巻と3巻を書く必要があったわけです。「りんりんミュージック」はとても特殊な思い付きで、どんどん出てくるというタイプのものではありません。必死で考えて、無理やり絞り出すというタイプなのです。それは大変でした。ホテルにこもって延々と考え続けました。そして、できました。そして、CDを急いで録音しました。何もかも大変でした。そして、気が付けばもう1月もあと3日になっていました。
 「たのしいぺったんこあそび➀」もできあがってきました。お店の方にももうすぐ出ると思います。1才2才の人のレッスンをされている先生方にとっては朗報です。冬休みに2巻と3巻もできましたので、続いて出版していきます。ピアノと関係ないじゃないと思われるかもしれませんが、色音符の前の準備段階として、とても有意義であり、小さい子のレッスンで何をしていいかわからない場合でも、無条件に楽しいレッスンを提供できると思います。私自身も使うのをとても楽しみにしています。
 今しばらく教室の移転のため時間をとられますが、私の創作意欲は衰えていません。目まぐるしく変化する世の中の状況にすばやく反応して、新しい思いつきを形にしていきたいと思っています。大変遅くなってしまいましたが、どうか本年もよろしくお願い致します。




12月25日(金)

 
今日はクリスマスですね。みなさん、おうちで楽しく祝われていることと思います。月曜日にレッスンが終わって、冬休みに入りました。本来ならば、私は沖縄に行きたかったのですが、今年は仕方なく家にいます。少しだけ近場で出かけるつもりにしていますが、このような状況ではいつキャンセルしなければならなくなるかわかりません。とにかく、人と会わないことが一番の感染予防かもしれません。
 今年は、教室のクリスマス会が中止となり、初めてオンライン・クリスマス会というのをしてみました。大変でした。12月の1週目のレッスンの時にビデオを撮り、それをあとでつないでYouTubeで見るというものです。ビデオカメラを三脚に設置して、照明をあてるとどの子もとても緊張してるようでした。ツリーやいろいろな飾りつけも工夫を凝らして、精いっぱい楽しくしてあげました。そして、撮影のあとは、一人一人ゲームで遊んであげました。もぐらたたきや魚釣り、くじびきやお菓子のつかみ取り、おさるのダンスやお祭りのあてものなどなど、考えつく限りのおもてなしをしました。どの子もとても喜んでくれました。それからの一週間、みんなに渡す写真とDVDの焼きつけ、YouTubeの編集作業のため、とても疲れる一週間でした。
 そうしているうちに、今月の新刊の「りんりんミュージック」の作業がとても混み合ってきました。「りんりんミュージック」はCDと動画がついていて、3つのものを合わせるのは大変なことです。予定より少し遅れてしまいましたが、やっとできました。お店に並ぶのは、年明けになるそうです。テキストはまだ刷り上がっていませんが、冬休みになってから全力投球して、昨日参考動画をアップロードしました。「りんりんミュージック」は、「おもしろ・たのしい」というタイトルがついていて、いろいろなゲームを動画で紹介するのは難しかったのですが、実際にやっていただけばその楽しさとかおもしろさがわかるんじゃないかなあと思っています。「りんりんピアノ」と「りんりんワークブック」の姉妹編で、動画を見ながら家庭でソルフェージュとリスニングを学ぶことができます。もちろん、先生とのレッスンでも使うことができます。これまでの私の作ったいろいろな音感トレーニングの本の中では一番の楽しさです。
 例年であれば、冬休みになるとすぐに出かけて、新しいテキストの制作に没頭するのですが、今年はコロナウイルスのため家にいなければなりません。しかし、原稿を書くというのは相当に大変なことで、すべての雑念から解放された状態でなければ、なかなか集中できないのです。私がこのお休みに予定しているのは「りんりんミュージック」の2巻です。これはとても難しい作業です。1巻を書くのに、ほとんど10日間かかりました。できたものを見るとたいしたことではないように見えるけれど、考えて、考えて、考えてやっとできたのです。とにかく、できる限りやってみるつもりです。
 オンライン・クリスマス会の準備で11月も忙しかったのですが、ふととても小さい子のためのテキストを思いつきました。新しくいらした1才半の生徒さんのレッスンをしているうちに、毎週やっている、ぺったんこあそびを、テキストにしたらと思ったのです。「よくわかる幼児のピアノ」もぺったんこシールなのですが、その前に使うものです。つまり、ドレミとは関係なく、色を覚えるための毎週のお楽しみです。今は、おえかきちょうと手作りのぺったんこシールでやっているのですが、そんなテキストがあればとても便利と思ったのです。タイトルもその名の通り「たのしいぺったんこあそび」というものです。小さい子のレッスンをされている先生方には朗報です。
 いろいろなことが変わっていく中で、私自身はいろいろなことが変わらないのが好きなのですが、ものには寿命というのがあるからずっと一緒というわけにはいきません。実はこのホームページを作っているパソコンがとても古くなっていて、そろそろ新しくしなければならに時期に来ているのですが、ホームページを作るというのはとても面倒くさいことで、今日までやっと持ちこたえているのですが、いよいよ限界に来ているようなのです。すでに他の機能はずっと前に新しいパソコンにお引越しをしていて、このホームページだけのために使っていたのですが、電源を入れるのに2日間くらいかかるようになって、それでも待てばやってくれるので、あとまわしになっているのですが、そろそろやらなければならないようです。生きてくことの私の感想、とにかく面倒なことが多過ぎるということです。
 少し前、ソニーの新しいビデオカメラを買いました。ピントが合わせやすいというのが魅力だったのですが、これまで使っていたのはパナソニックだったので、やり方が全然違っていたので、いろいろ覚えなければなりませんでした。今回からそれで撮ったのですが、確かに音と画質がきれいです。撮っているとき、あまりにも時間が長くなり過ぎたのでしょう。突然真っ暗になって、どうしたのかとみたら、熱くなり過ぎたので、しばらく使えないとメッセージが出ていました。ガ~ン、仕方がないから、最後の方は古いカメラで撮りました。4Kを編集するのには新しいソフトにした方がいいだろうと思って、同じ編集ソフトのバージョンアップしたものを買ったのですが、その使い方がまだわからないのでした。私の感想、進化するたびにわかりにくくなるということです。
 今年もあと少しですが、なんとなく次の年が来るっていう感じです。なぜかわからないけれど、たぶん家にいるからだと思うけれど、新しい年が来るということに対する構えた気持ちが見つからないのでした。自然体のお正月になりそうです。それはそれで、いいかも・・・。今日のクリスマスも自然体で、楽しく過ごします。みなさまもどうか、自然体で、良いお年をお迎えください。来年も、よろしくお願い致します。





10月25日(日)

 いつの間にか日にちが経ってしまいました。気が付けばもう11月が目の前です。夏が長かったように思うのですが、急に寒くなってすっかり冬支度になりました。発表会のあとに始まった教室の改装工事が大変に長引いて、9月いっぱいかかりました。その間、レッスンの前後の部屋の準備に追われて、終わったと思ったら、その片付けの方がはるかに大変でした。今でも、まだ片付いていなくて、生徒さんには不便をおかけしています。片付けようとすると、さらに広がるという悪循環に陥っていまして、もうほとんど、片付いていない状態に私自身は慣れてきてしまいました。教室では、クリスマス会の準備に入っていまして、最初は中止のつもりだったけれど、みんながやってほしいということで、オンライン・クリスマス会というものが催されることになったのです。みんなが集まらないけれど、レッスンの時にビデオを撮って、それをつないでコンサートの形にして、あとで観るというものです。パーティーも先生と二人でするということで、みんながゲームもやってというので、私は今いろいろなゲームの準備に追われています。意外と手がかかるけれど、みんなもコロナで楽しいことをいろいろ我慢している状況なので、私としても、精一杯楽しい時を過ごさせてあげたいと思っています。
 テキストの方も、「よくわかる幼児のピアノ3」が、出来上がりました。作業はとても大変だったけれど、小さい生徒さんとするととても楽しいテキストで、これまでで楽しさはナンバーワンのような気もします。そして、先週「りんりんピアノ2」ができました。動画付きということで、私の家にテキストが届いてから、お店に出るまでに動画を作らなければならないという恐ろしいハードスケジュールで、もういろいろ考えてやっている暇はないので、体当たりで突撃する感じです。その時間は、およそ48時間しかないから、それはもう焦っている感じで、録画もぴりぴりで、そのあとの編集作業が地獄のようにつらいのでした。今日あたりほとんど睡眠不足で、20才くらい老け込んだ感じがします。やるにはやったのですが、パーフェクトかどうかはわからないけれど、とにかく持てる力を最大限に出し切りました。初の家庭学習用ピアノ教本ということで、私としてはとても期待しています。今、3巻の作業に入ってます。動画の関係で、間があかないほうがやりやすいような気がしたので、とりあえず3巻の完成を目指します。「りんりんピアノ」は、それなりに内容にすばらしいところがあるので、普通のレッスンでもぜひ使ってみたいと思っています。





9月12日(土)

 昨日、初めてのオンラインセミナーが行われました。本来なら豊川ということろへ行って、皆さんの前に立つはずだったのですが、ビデオの中の私が私の代わりに皆さんの前で講座をしたようです。その模様は、私には全くわからないので、良かったのか悪かったのか、皆さんの反応がどんなふうだったのか全くわからないのです。ちょっと不思議な気持ちです。あとでアンケートが送られてくるのですが、オンラインで参加された先生もいらっしゃるそうですから、もはや、それは講座というより一つの番組だったかもしれません。なるべくいつもと同じにしたつもりですが、前に誰もいなかったのですから、同じなわけはありません。私も私の講座に行きたかったくらいです。
 そして、先週の日曜日、教室の発表会が終わりました。大変でした。終わってから体中が痛くなり、こんなに疲れる発表会は、何年かぶりでした。初期のころはいつもこんなふうでしたが、だんだん要領がよくなって、それほどまでに疲れなくなっていました。感染対策は十分にしたつもりだったけれど、たくさんの人が集まるわけですから、いわゆる「密」になる場面もありました。恐ろしいことだと思いました。潜伏期間は2週間だそうですから、来週の日曜日までは油断できません。ひやひやした毎日を過ごしています。
 ぎりぎりまでお願いしていましたが、結局演奏の時もマスクをしたまましました。みんなはどう思ったかわからないけれど、表面的には全然気にしていないようでした。自粛期間があって、ちょうど練習に取りかかった時にレッスンがストップになりましたので、私としてはどの生徒も思うような出来上がりになっていないように思っていましたが、本番は、どの生徒も全力を出し切って、堂々とした演奏をしてくれました。私が考えた声を出さないいろいろな出し物もみんな一生懸命やってくれました。グループ毎に分けて、入れ替え入れ替え、椅子の消毒と検温です。一人の生徒の滞在時間は極めて短かい発表会でした。
 生徒にちらっと聞いてみたら、楽しかった~と言っていました。ほとんどの生徒が来年の曲のことを言っていました。ある保護者の方は、こんな時に発表会をしてくださり、ありがとうございますとも言われました。私にとって、危険極まりない大変な発表会だったのですが、もしかしたら、やってよかったのかもしれないと思っています。中止にするのは簡単だけれど、練習しているみんなのことを考えると中止はあり得ないと思ったのです。すごいプレッシャーでした。シルバークラスの生徒さんにもしものことがあってはいけないと思って、誰もいない会場で先にやりました。そして、早く帰ってくださいと厳しくなりました。当日は心配のあまり、私はとてもとんがっていて、もはや暴君のようにみんなに命令しました。「くっつかないでくさい。」「しゃべらないでください。」「早く帰ってください。」とても疲れる一日でした。
 そして、来年はコロナウイルスの状況によってはしないつもりでしたが、みんながあんまり来年のことを言うので、急いで会場に申し込みをしました。マスクをしての発表会は私は嫌だと思ったけれど、みんなはそれでも楽しんでくれて、発表会があったことを喜んでくれました。今は、体の力が抜けてパワーが沸き起こってこないけれど、またみんなと一緒に発表会をしようと思います。





8月27日(木)

 暑い日が続きますね。夏休みが終わり、普通の日々が始まったと思ったら、いろいろなことが一度に押し寄せてきて、もう朝早くから夜遅くまで働くしかないというボロボロの日々を過ごしています。そもそも、夏休み前に教室の建物に不都合な部分があることがわかり、それを何とかしなくてはいうことになり、思ったより大工事であることになって、大変なことになってしまいました。発表会の準備と公開講座の準備が重なり、もう何が何だかわからないけど手あたり次第やるしかないということで、あまりにも項目が多すぎるので、少しすべてのことが雑になっているようにも思います。生きるってこんなに大変なことだったかしらと感じています。
 夏休みはそれはのんびりして、楽しかったです。近場のホテルへ行きました。ジムも行かないで、ほとんどお部屋にいました。食事もほとんどルームサービスにしました。ずっと涼しく過ごしていたので、帰ってきてからの暑さは特別のように感じました。汗びとの中いろいろな作業をこなさなければなりません。夏休みには、とても集中して考え続けました。うっすら心の中に浮かんでいた「りんりんミュージック」というこれまでにない斬新なテキストをついに完成させました。ソルフェージュと聴音のおもしろいテキストです。そんなに簡単にできるものではなかったのでかなり苦しかったのですが、自分の計画したとおりにできました。その他、「りんりんピアノ」の2巻と3巻、「りんりんワークブック」の2巻も書きました。どこも行かなかったので、かなり集中して、ずっと勉強しました。「りんりんシリーズ」は、家庭学習用として作ったのですが、できてみるとその進み方は特徴があって、レッスンでもぜひ使いたいという気持ちになっています。「りんりんワークブック」も発売されました。「りんりんゲーム」がたくさんあって、楽しいだろうなと思っています。自粛が私にもたらしてくれた新しい「りんりんシリーズ」は、だんだん姿を現しつつあります。
 この度、豊川のオリエント楽器で行われる公開講座は、初めてオンラインで行われることになりました。実は、いろいろなスケジュールの関係で、昨日録画しました。大変でした。準備やその他のいろいろなことを全部自分でやらなければならなかったので、昨日と今日の2日間、全力でやりました。とても疲れました。これだったら、行ってやった方がどんなに良かったかと思いましたが、できたものをもう一度見てみたら、考えようによっては、こちらのほうがよくわかるかもしれないとも思いました。そして、よく考えたら、オンラインでなされるということは、豊川のみなさんだけではなく、全国のみなさんが見ることができるとことに気づきました。いや全国ではなく、世界中の人がみることができるということです。すごいことになったと思いました。そして、これからは、ずっとこのような形であるのかもしれないと思いました。豊川の講座はすでに撮り終えたのですが、今日新しいカメラを注文しました。ユーチューブの限定配信で行われます。遠くのみなさんもぜひ参加してくだい。夏休みにほとんど運動をしなかったのと、おやつを食べ過ぎたために、お顔がパンパンに丸くなっているのですが、ユーチューブでは見ることができない私の素顔を見ることができます。
 さあ、これから発表会に向けて体を作らなければと思っているのですが、毎日こう暑くては、ついついアイスクリームを食べてしまいます。私は白くまとハーゲンダッツが大好き。ストレスも多くて、食べ物に逃避しがち。これ以上太くなったら、すべての服が入らなくなります。現実に気付くよう自分で言い聞かせています。マスクが私を無防備にしているような気もします。実際、講座のビデオを撮るとき、マスクをはずしたら、ちょっと寂しい気持ちでした。いつもはサングラスをしているけれど、講座の時と同じようにする必要があると思ったので、素顔でやることにしました。ライトが眩し過ぎたのと、自分の顔を見慣れていないのとで、変な顔でしたが、それは確かに私なのでした。9月11日が今から楽しみです。
 8月もあと少し、発表会に向けてラストスパートです。コロナウイルスに打ち勝つ新しいスタイルの発表会、とにかく無事を祈るばかりです。





8月8日(土)

 今日から私は10日間の夏休みです。本来なら今頃飛行機に乗って札幌へ行く予定だったのですが、コロナウイルスのために今年はなるべく近いところへ行くことにしました。どこへ行っても危険は迫っているけれど、やっぱりどこかへ行きたいということで、いつもの海のホテルへ行って過ごします。なるべくホテルから出ないようにするつもりです。そして、原稿を書きます。今の重大なテーマは「りんりんシリーズ」です。これは、自粛中に私の中から沸き起こってきたことなのだけれど、「りんりんピアノ」と「りんりんワークブック」の1巻ができた今は、このシリーズの存在の意味合いをさらに深く感じるようになって、その研究はおもしろいなと思っています。いろいろなテキストを完成させることは自分自身との戦いなのだけれど、いつでも私を強くたくましくしてくれます。この夏も格闘して、強くなって帰ってくるつもりです。
 それにしても、暑くなりました。立秋だそうですが、暑さは増すばかりです。そして、毎日のように蚊に刺されて、体中に丸いもの、アンパンマンのムヒパッチというものなのだが、おびただしい数の丸いものが私の体についています。アンパンマンが嫌いなわけじゃないけど、むしろ好きなのですが、普通の柄のが売っていればいいのにと思います。
 9月の初めに教室の発表会を予定しているのですが、ここまで感染者数があがってくると、心配の種は尽きません。考え付く限りの対策をしています。いろいろなことで、会場の人とも話し合っています。ステージでマスクをしなければならないかどうか、とにかく椅子を拭いた方がいいかどうかなどです。これが新しいスタイルとして定着するかどうかはわからないけれど、とにかくみんなが無事に弾き終えることが大切です。写真屋さんともいろいろな知恵を出し合っています。ここまできたら、勇気をもって、細心の注意でやるしかありません。しかも笑顔でです。最近、マスクの顔しか見ていないので、自分の顔がどんなふうだったか忘れたくらいです。念のため、発表愛のための、かわいいマスクと手袋をネットで買いました。もはや、ドレスよりマスクです。
 何となくマスクで疲れる毎日だったので、この夏休みはホテルにこもって自分の顔を見てみようと思います。髪の毛も伸び放題になっていたから、ここでちょっとすっきりしたいと思います。静々と行ってきます。





7月22日(水)

 明日から4連休ということで、わくわくした気持ちの人も多いと思いますが、感染者数の増加に急ブレーキをかけざるを得ません。私自身は土日にレッスンがあるので、お休みは2日だけなのですが、このお休みには、新しくできた「りんりんピアノ1」の動画の作成を予定していて、最初からどこも行く予定はありませんでした。「りんりんピアノ」は自粛中に思いついたもので、レッスンに通えない人が家庭でピアノを練習するためのものです。これまでこのようなテキストは作ったことがないので、全く未知の領域なのですが、このようなテキストを必要とする人がいるかもしれないという強い気持ちで取り組んでいます。
  テキストだけならそれほどには苦労しなかったかもしれませんが、動画つきとしたので、大変なことになりました。先週私の家へテキストが届けられてから、急いで動画を作らなければなりませんでした。テキストが刷り上がってからでないと動画がうまくできないと思ったので、時間との戦いとなりました。現在、レッスン4までをアップロードしています。明日から後半を作ります。ピアノが必要だったので、教室で撮りました。鍵盤を上から写すためのいろいろな機材も買いましたが、なかなか難しいものです。動画とかいろいろな新しい最近始まったことは私にとってはすべてが難しいのですが、わかる範囲でやるしかありません。世の中は便利になっているのだろうけど、なんて面倒くさいんだろうと思います。しかし、このすばらしい思い付きである「りんりんピアノ」を私はやりとげなければならないと強く思っているのです。
 確かに少し前に比べるとウイルスに対する注意が薄くなっているようにも思います。手指の消毒と検温、マスクの着用は必ずやっているけれど、少し前からレッスンの時フェイスシールドはしなくなりました。おでこのところがぶつぶつになったからです。現在は、レッスンのとき、マスクと手袋をしています。タワーファンやら、その他今回のことで買ったいろいろなもので、教室の様子も様変わりしました。レッスンにおいて、ソーシャルディスタンスをとるのは本当に難しいと思っています。発表会も新しい様式で行うことになっているのですが、いろいろ考えると本当に恐ろしい気持ちになって、対策を十分にするつもりだけれど、ウイルスの脅威を考えると心配で夜も眠れなくなるくらいです。早くこのことが終息してくれればいいのに願うばかりです。





6月13日(土)

 レッスンを再開してから約1カ月が経とうとしています。不安な気持ちがどうしても前面に出てしまいます。そして、マスクとフェイスシールドと手袋がどうしても私の気持ちを押さえつけてしまいます。子供たちの不安な気持ちに比べると私の気持ちなんて、どうってことはないのかもしれません。学校がお休みということは大変なことです。ピアノのレッスンには来てくれるのですが、ちょっと元気がない感じです。
 新しい生活様式の中でのピアノのレッスンのあり方を深く考えつつ暮らしています。そして、発表会も、今年は新しいやり方です。よくよく考えると、大昔からのやり方をずっと踏襲してきたわけですが、少人数グループによる時間制入れ替えの発表会の方がそれぞれの生徒の時間が短くて、ご家族の方も一番前で見られるわけです。もしかしたら、このやり方の方がいいかもしれないと思いつつあります。発表会が終わった時にこっちのほうが良かったねと言ってもらえるような発表会にしたいと考えています。
 「ちびっこリトミック」の3巻が出来上がりました。とてもたいへんな作業でした。3巻まで終わって、やったという気持ちです。自粛中に考え付いたおうちでできる楽しいテキストということで、早速制作に取りかかっています。自粛でなくても、いろいろな事情で、教室へ通うことができない方もおられるかと思います。そんな人に使っていただけたらと思っています。レッスンに通われている生徒さんでも、レッスンとは別にお家で使っていただくことができます。このような試みは初めてなので、どのような具合にご紹介すべきかはまだわからないのですが、このテキストを必要とされている人はきっといると思います。今、一生懸命作っています。
 3月と4月の公開講座は、すべて延期となったのですが、9月に愛知県のほうであるそうです。この自粛生活の中で、すっかりトレーニングをさぼって、おいしいものを食べ過ぎた私は、全然魅力的でなくなっているので、9月までに何とかしなくてはと思っています。私は、夏休みには札幌へ行くのが毎年のことになっていたのですが、今年は、ついにキャンセルしました。近場で楽しくトレーニングに励む方法を模索しています。飛行機の格安チケットとホテルの予約をキャンセルしたとき、ほとんど涙がでそうになりました。毎年行っていたので、とても楽しみにしていたのです。今年は、いろいろなことを我慢するしかありません。とにかく、毎日元気で過ごすことが一番の幸せなのですから。まだずるずるとした生活から抜け出せていません。自粛中は、本当にのんびりしてました。そろそろしゃきっとしなければ・・・・。





5月17日(日)

 あんなに急激に増えていた感染者数もだんだん落ち着いてきました。緊急事態宣言が延長されてからは、連休明けから全生徒をオンライン・レッスンにすることにしました。
 これからはオンラインが普通だから、みんなもその準備をしなければならないと言ったら、ほとんどの方が協力してくれました。年配の方とか、頑固に断る人もいたけれど、およそ9割程度の生徒がオンライン・レッスンを経験しました。このことが起こってからずっと研究していたので、だんだん自分の心が決まって、自分のスタイルが出来上がりました。
 最初ZOOMの勉強をし始めたとき、パソコンでやると思ったので、それはなかなか難しいと思ったけど、そのあといろいろな先生がオンライン・レッスンのやり方をアップロードされて、さらにいろいろなオンラインの勉強ための動画がアップロードされたので、いろいろ考えるうちに、ピアノのレッスンの場合は1対1なので、LINEを使うのがもっとも手軽な方法と思いました。何人かでやる場合はZOOMが必要ですけど、保護者の方のほとんどがLINEを希望されました。LINEかZOOMかどちらかを使うと言ったら、ほぼ全員がLINEを希望されたのです。実にうまくいきました。
 用意したのは、安物の小さな携帯電話用のスタンドだけです。ピアノの前に座って、譜面台の横に置いて、私の顔をアップに撮る角度と、鍵盤の手を横から写すために横のテーブルに置く角度の2種類をスタンドの移動ですぐにできるようにしました。そんなに難しいことではありませんでした。常に生徒は私の顔を見ている感じです。本当に普通のレッスンができました。小さい子の場合はお母さんに少し助けてもらいました。お休みにしてしまうと緊張感がなくなって、レッスンのスタイルそのものを忘れてしまいます。オンライン・レッスンにおいて何よりも大切なことは、生徒と顔を合わせること、そして、生徒と言葉をかわすことです。
 もう少しやりたいと思っていたところで、休業要請が緩和されたので、昨日から普通のレッスンになりました。ある生徒はオンライン・レッスンがとても楽しかったと言ったし、緊張したと言った人もありました。ほとんどの人がLINEでできたけど、なぜかうまくいかなくて、ZOOMにした人も少しありました。LINEもZOOMもうまくいかない人は、普通のビデオ通話にしました。とにかくお互いの画面と音が出ていればいいのです。やっているうちに、私自身もどんどん手際よくなっていきました。そして、おもしろいと思ったのは、いろいろな生徒の家を訪問している感じで、時間になると生徒の家にビデオ通話をするわけですが、とても待ってくれているようで、楽しかったです。
 5月末までと思っていたので、急に準備しなければなりませんでした。しかも、あたらしい生活様式でやらなければならないのです。人と人の間を2メートルとるというのは、ピアノのレッスンにおいては、とても難しいことです。なるべくくっつかないように、大急ぎで部屋の模様替えをしました。休業要請の前も、メガネと手袋とマスクはしていましたが、新しく保護メガネも購入しました。前のは花粉メガネだったのですが、今度のはいかにもゴーグルという感じで、最初は抵抗がありましたが、昨日からかけているのですが、なぜかとても安心感があります。フェイスシールドも動画を見ながら作ってみましたが、なかなか暑いものでした。でも、やっぱり、ピアノのレッスンにおいては顔と顔が近すぎるので、ネットで帽子につけるタイプのを売っていたので、先ほど注文しました。いろいろな接客業の人たちはそれをつけているようです。届いたらそれでレッスンするつもりです。
 今度のことで、頭に浮かんだ新しいテキストもできました。「りんりんピアノ」というもので、家庭学習用の教材です。「ちびっこリトミック」の3巻の作業が終わりましたので、今日から制作に入っています。新しい試みなので、全力で取りかかります。第2波が心配される中で、とても注意して生活しなければなりません。体が重くなっているので、ちょっと疲れる感じです。いろいろなものを食べ過ぎました。そして、だらだらし過ぎました。新しい時代に向かって、徐々に調子を上げるつもりです。よくよく考えると、レッスンがないのはとても寂しかったので、もっとわくわくしなければならないのですが、のんびりし過ぎたので、どうにもこうにも体と頭がまわらないのでした。つまり自分に厳しくする習慣がなくなったのだと思います。前の自分に戻るのではなく、新しい自分になる努力をきょうから始めます。





4月19日(日)

 ついに緊急事態宣言のため、教室をお休みにすることにしました。休業要請の指針を見たら、音楽教室は入っていたけれど、1000平米以下の教室では、注意しながらやってもいいということになっていました。実際、学校がお休みなので、せめてピアノのレッスンを続けてほしいという意見も多かったのですが、感染者数がとても増加してきたので、私自身の考えで緊急事態宣言が解除されるまでされるまでお休みにしたのです。小さい生徒さんには意味がわからないので、とてもかわいそうでした。外出自粛になってから、前より一層喜んで来ているような気もしました。大きい生徒さんは、もはや家にいるとピアノしかやることがないということで、とても練習熱心になって、考えられないほどの腕前になっていました。そこへもってきて、お休みの連絡はみんなをがっかりさせました。仕方がありません。
 私の教室はそんなに狭くもないし、防音ルームでもないし、いわゆる「三密」ではありません。しかし、どうしても顔がくっついてしまうし、ピアノの鍵盤に手が触れるので、ある程度の危険はあると思いました。そして、早い段階から、教室に来るすべての人にマスク着用をお願いし、うがい手洗いの政府のポスターも貼っていました。日頃は、レッスンの前に生徒だけアルコールティッシュで手を拭いてもらっていましたが、玄関のところで父兄も全員に手を拭いてもらいました。そして、窓を開けて、定期的に鍵盤とドア・ノブを拭きました。そうしているうちに、ピアノの鍵盤をこんなに拭いてもいいものだろうかという疑問が沸き起こってきました。そこで考えたのが、手袋です。私は、早い段階から外出の時は手袋をしていて、お金を払ったり、サインをしたりするときも決して手袋を外さないようにしていました。買いに行ったら、薄手の手袋を売っていて、弾いてみたら手袋でも全然普通にピアノが弾けることがわかりました。しばらくは、手袋をしてレッスンをしました。最後の2週間は、マスクをして、手袋をして、コートを着てレッスンをしていました。窓を開けていたので寒かったのです。最初は花粉用のメガネもしていましたが、マスクでメガネがくもるので、メガネはほとんどしていませんでした。そして、なるべく2メートルの距離をとるようピアノから離れて座り、楽譜を指す必要がある時は50センチの定規でやっていました。
 毎日ニュースで感染者数を確認して、レッスンをお休みにする決断をしたのは先週の金曜日です。そこからが大変でした。4月の残りのレッスン回数を一週間でやってしまうということになったのです。オンライン・レッスンの人もいるのですが、ほとんどの人のレッスンを2回分まとめて、この長いお休みにしっかり練習できるようにレッスンしました。最後の4日間は、朝から晩までレッスンとなり朝の8時半から夜の9時まで休憩なしというこれまで経験したことのないハードなスケジュールで、30分のお弁当の時間も取れない日もあって、そんな日は朝からステーキを食べて出かけました。途中で、マスクの下でチョコレートを食べることもありでした。そして、いよいよ金曜日からお休みになりました。金曜日にはオンライン・レッスンの動画を撮ったり、教室のあらゆるところ拭きました。そして、3日間立ち入らないつもりです。
 テレビ電話とYouTubeによるレッスンも一応できていますが、オンライン・レッスンそのものにみなさんが慣れていないので、いろいろな問題で、全生徒がオンライン・レッスンというわけにはいきません。このあとどうなっていくのかは、わからないけれど、さらに研究を続ける必要がありそうです。今は、教室で動画を撮っているけれど、歩いて5分の距離でも、外に行くのがちょっと嫌な気もします。今日から自宅を片付けて、自宅で撮れないかどうかやってみるつもりです。しかし、私の家は散らかり過ぎていて、片付けるのに相当の手間暇がかかることが予想されるので、あまり期待してはいません。
 どうかこの恐ろしい緊急事態が一刻も早く終息するように、みんなで、協力しなければなりません。みんなが、家の中でピアノを弾いて楽しく過ごすことを願っています。そして、みんなとまた楽しくレッスンすることができる日が、一刻も早く来ることを願っています。そのためにいろんなことを我慢しましょう。そして、みんなが自分自身を守りましょう。音楽は、どんな時もみんなの心を癒してくれます。ステイ・ホーム・・・私たちにはピアノがあるから大丈夫、がんばりましょう。






4月9日(木)

 昨日、緊急事態宣言が発令され、対応に追われます。いろいろな考え方がありますので、教室としてこの状況の中どのような対応をすべきかの判断を示さなければなりません。もちろんお休みにするのがもっとも良い方法とは思いますが、それぞれの生徒とご家庭の考え方を考慮しなければなりません。そこで浮上してきたのが、オンライン・レッスンということです。
 外国の方ではそれが普通となっているニュースを少し前から耳にしていたので、うっすらと心の準備をしていました。しかし、具体的なの準備をしていなかったので、一昨日の夜から猛勉強をしています。とにかくズームというものを使うらしい。いろいろやってみているのですが、相手の生徒が小さい場合は自分ではできないので、保護者の手伝いが必要になってきます。通信料や環境の問題もあり、聞いてみたらみんなも慣れていないから、ズームを希望する人はほとんどいなかったのです。中高生が持っている学校のiPadをピアノのレッスンでつかっていいかどうかもわからないので、そこで考え付いたのが、ユーチューブによるレッスン動画です。個別の生徒のためのレッスン動画を作って、それを見て家で練習し、テレビ電話で出来具合を確認するという方法です。ピアノの場合大切なのは、家での正しい練習なので、動画を見て毎日練習することはとても効果があるのではないかと思っています。ズームも引き続き研究中です。
 ここからピアノのレッスンが新しい段階へと進んで行くのかもしれません。ずっと勉強しています。オンライン・レッスンとはどうあるべきか。画面を見過ぎて目がチカチカするくらいです。でも、やらなければ・・・。
 いろいろなことで新刊も少し遅れていますが、「中高年のための楽しい音符ワークブック」の3巻ができあがります。現在は「ちびっこリトミック」の2巻の作業が最終段階です。CD作りから動画の作成、そしてテキストの作成と長い道のりです。動画はすでにアップロードされています。おうちで過ごされている小さなお友達のために少しでも役に立つかもしれないと思ったのです。緊急事態の中で、いかにおうちで楽しく過ごすか、そして、おうちピアノをいかに楽しむかということがここしばらくのテーマです。私も、ここで力の限りがんばるつもりです。とにかくいろいろな困難に立ち向かう気持ちが大切、がんばりましょう。






3月3日(火)

 ついに、3月のセミナーはすべて延期されることになりました。ここ数日、毎日のように状況は悪化していて、新しいウイルスに太刀打ちできない人間の弱さに落胆するばかりです。人間の世界が再び平穏を取り戻すことを祈るばかりです。
 確かにいろいろなものが不足してきています。マスクも買い置きの残りが少なくなったので、作ってみました。なかなか難しかったのですが、まあ何とか体裁はマスクのようなものができました。レッスンもお休みされている先生も多いかと思います。そして、発表会などの中止を余儀なくされている先生もいらっしゃると思います。私自身も本来ならば発表会の準備にとりかかる時期なのですが、先行き不透明な現段階でご案内を渡してよいものかどうか迷っているところです。
 しかし、ここへきて、大人の私が子供たちに対してすることは、普通に接することじゃなかなと思っています。もちろん、ウイルスは恐ろしいものですが、その恐怖心や不安な気持ちを前面に出してしまうと、自分自身も、そして、子供たちをも不幸にしてしまいます。このような特別な状況においては、もはやたとえ表面的であるにしても、ここは笑顔で明るく接するのがベストなのでしょう。学校が休みになった今、今こそ家でピアノを弾くべきです。ピアノは上達するために練習するためだけのもではありません。その美しい音色が心の奥深くに届けば、人間をなぐさめてくれたり、楽しい気持ちにしてくれるものです。みんなは暗い気持ちになることはありません。なぜなら、家にピアノがあるからです。きっと、今こそピアノがみんなの心を明るくしてくれると思います。
 私自身も、ここ数日テレビを見過ぎて、何もかもほったらかしになり、心の弱さに打ちのめされる日々を送っていたのですが、昨日あたりから、これではいけないと気が付いたので、急に方向転換して、やらなければならないたくさんのことをとにかく片付けることにしたのです。うがいと手洗いはするけれど、心は正常を保つことが大切と気が付いたのです。これまでもいろいろな病気に人類は勝ってきています。今しばらく我慢して、時を過ごしましょう。






2月27日(木)

 世の中が、新型コロナウイルスの脅威におびえる毎日が続きます。来週に予定されていた広島の公開講座は延期されることになりました。スケジュールをあけてくださっていた先生方には申し訳ありません。ドアを閉めてたくさんの人が集まるということは今の段階ではとても危険なことです。また、落ち着いたら開催されるそうです。今はとにかく目に見えない敵と一人一人が戦わなくてはなりません。しかも、立ち向かうための武器はなく、素手で戦わなければならないように思います。今しばらく、いろいろなことを我慢してこの危機的状況を通り抜けましょう。
 13日に仙台へ行くときも、移動中はマスクをして、かなり緊迫した状況でした。その前の1月の盛岡の時は、まだ全く平和な日々でしたが、1月の終わりから急に騒がれ始めました。しかし、それはまだ遠い中国のことのように思えていたのですが、すぐに現実となって、自分のすぐそばにある脅威に変わっていきました。
 仙台では、たくさん先生方に熱心に聞いていただきまして、ありがとうございました。しかし、仙台では、私としては大変なぎりぎりスケジュールを組んでいましたので、始まる前、相当にバタバタしてしまいました。時間は間に合ったのですが、会場に着いてみたら、服のボタンが取れていたのです。肩のところを止める重要なボタンで、それがなければスカートが下に落ちてしまうという困ったことになりました。しかも、右と左の両方が取れていたから驚きました。移動中は、とにかく決まった時間の乗り物に乗るのに必死過ぎて気が付きませんでした。そういえば、急に服がゆるくなったようにも思いましたが、その原因がボタンが取れたことによるとは、想像もできませんでした。とても困ったことになりました。仕方がないので、お店の方にソーイングセットか安全ピンがないかどうか探してもらったのですが、安全ピンが一つだけ見つかりました。それでは全然足りないので、本当にもう皆さんの前に出られないと思ったのですが、安全ピンを買いに行ってくださって、ぎりぎり間に合って、講座をすることができました。こんな冷や汗ものはめったとないことです。内容よりもボタンのことで、頭に血が上っていましたので、もう何を言ったのか言わなかったのかわかりませんでした。逆に頭に血が上っていましたので、それなりにパワフルだったように思います。それに、ボタンのことでぐちゃぐちゃになって、ネックレスをしようとしたら、からまっていまして、もうあきらめるしかありませんでした。普通は、講座に出る前に、それとなく変身するのですが、変身しないで、素のままの私で行ってしまったような気がします。ほとんどお化粧直しもする暇もなく、講座に飛び込んでしまいました。そして、終ったらすぐさま帰らなければならず、ちょっと疲れたのでした。
 そして、今日までコロナウイルスはふえ続け、ついにいろいろな文化的行事が延期されることになりました。今は、じっと、嵐が通り過ぎるのを息をひそめて待っている状態です。マスクが売り切れになったので、これからのいざという時に備えて、非常食や飲料水など買いこみました。マスクもこの調子で毎日使っていけば、いずれなくなる日が来ます。手作りマスクもまだ作ってはいないけれど、いつでも作れるよう材料をそろえました。早く収束するのを祈るばかりです。





2月11日(火)

 盛岡から帰ってから、急に世界中が新型肺炎のことで大変な危機感となり、今日まで更新できませんでしたが、盛岡はとっても楽しかったです。会場でもすでに私のテキストをたくさん使ってくださっている先生もおられまして、お話を聞くととても勉強になりました。本当は朝行く予定でしたが、冬ということもあって、前の日から行くことになりました。前日少し時間があったので、小岩井農場と手作り村と一本桜へ行きました。
 手作り村では、いろいろな手作業のものを体験できるようになっていて、私はおだんごと南部せんべいを作りました。さすがにすごい雪の量で、ツララの太さにも驚きました。そこから岩手山の絶景ポイント一本桜へ行きました。それまでは雪が降ったり止んだりしていましたがすっきり晴れて岩手山の美しい姿がすっきり見えました。そこから、小岩井農場へ行きました。
 小岩井農場は本当に楽しかったです。最初は何をするところかわからなかったのですが、雪の中にぽつんと立っているうちに状況が理解できて、雪遊びに没頭しました。本来私の中には子供の部分が多分にあるので、やりだしたらもう熱狂的になりました。最初はいろいろな的や数字の書いたボードに雪の球をあてるゲームに熱中しました。雪の球を作る道具があるのにも驚きました。おもしろくなって、どんどん作って、作っては投げ、作っては投げです。そして、次に熱中したのは、カーリングです。カーリングなんて、テレビでみたことはあったけれど、実物を見たのは初めてでした、ストーンをまっすぐ滑らせるまでもかなり何回も失敗しました。おもしろかったけれど、カーリングというのはかなり難しいものだということがわかりました。滑り台というのがあって、それはたぶん普通のスロープのようなところなのだけれど、上からそりなどで降りてくるものだったと思います。やりたかったけれど、もし骨など折ったりしたら大変なことになるのでそれはやりませんでした。
 そして、最後に目についたのは、スノートレインという看板でした。とても広いスケートリンクのようなところを乗り物にのってまわると思っていたのですが、乗ってみたら、それはとても恐ろしい乗り物でした。誰もいないのでやっていないのかなと思ったら、体格のいい男の人がやっているといったので、500円渡して乗ることになりました。ゴムボートのようなものが2台つながれていて、一番前のたぶんスノーモービルのようなものでひっぱるのです。雪がかかるので、後ろに乗った方がいいと言われたので、そうしたのですが、トレインというイメージとはかけはなれていて、すごい勢いでひきずり回すというか、ボートにしがみつくだけでも必死の形相で、もはや声も出ないくらいの恐ろしさで、昔のジェットコースターよりはるかに怖いものでした。鼻水も出るし、ほとんど泣いたくらいでした。
 小岩井農場では、チーズケーキや肉そばなど食べて、雪を満喫しました。そして、私はかねてより調べておいた「開運の湯」というのに行きました。岩盤浴もあって、何からなにまで、最高の温泉でした。とてもリラックスして、体調もよくなりました。そして、朝起きたら、町が真っ白になっていました。前の日はそれほどとは思っていなかったけれど、夜のうちに雪が降り積もったようでした。なるほど、朝来たのでは、高速道路が徐行運転になったら間に合わないところでした。雪はだんだん止んでいきましたが、盛岡の風はとても冷たかったです。
 そして、講座のあと、有名な盛岡冷麺をいただきました。おいしかったです。写真ではみたことがありましたが、実際に食べたのは初めてでした。冬でも冷麺で、麺がしこしこして最高においしかったです。そして、空港バスの時間まで、1時間はなかったのですが、私は、県立美術館はそこから近いかどうか聞きました。「ジブリの展覧会」というのをやっていたので、時間があったら行ってみようと思っていたのです。お店の方が一緒に行ってくださることになって、大急ぎで行きました。ジブリのいろいろな資料や展示物がありました。でも、私が驚いたのは、そこに集まっている人の多さです。平日のお昼なのに、本当にたくさんの人が見に来ていました。
 さて、明後日は仙台の講座です。飛行機の中というのも案外危険なものなので、たぶんマスクをしていくことになるのでしょう。どうなるかわからないけれど、とにかく朝一番の飛行機に乗ります。盛岡から帰った後、私は「ちびっこリトミック」のCD作りに専念していまして、ちょっと疲れすぎてテンションは下がり気味ですが、明後日の朝になれば再びテンションはあがるものと思われます。現在進行中の「幼児のピアノ」と合わせて、今日明日にもう一度考えを練り直して、仙台へ行きたいと思っています。ものものしい世相の中、先生方も落ち着かない日々をお過ごしのこと思いますが、ぜひ会場へいらしていただけたらと思います。






1月15日(水)

 楽しかった冬休みも終わり、レッスンが始まって10日が過ぎました。この10日間、いろいろなことが重なって押し寄せてきて、大変に忙しい日々でした。そうこうしているうちに、もうすぐ盛岡の講座の日が近づいてきました。岩手県へは初めて参ります。天気予報を見ていると、想像しているのより寒そうです。いろいろな場所へ行くとき、季節によって印象はかなり違うと思いますが、寒い地方へ冬に行くということは、その地方のもっとも特徴的な面を見ることができるということです。楽しみにしています。
 現在進行中の「よくわかる幼児のピアノ」と「ちびっこリトミック」の原稿が冬休みに出来上がったので、同じテーマでも去年とは全然アプローチが違ってくるかもしれないと思っています。しかし、今はまだ原稿の段階で、テキストが出来上がったわけではないので、みなさんにどんなふうに説明したものかと思案しています。行くときの飛行機の中で出てくるに違いないと思っています。
 ここ数日、新しい原稿のしあげに励んでいます。「ちびっこリトミック」はCD付きの上にユーチューブ対応となっているので、大変な手間暇です。すべてが私自身のプロデュースによるもので、出演者も私ですから、全く疲れる仕事です。ここ数日、CD作りに取り組んでいるわけですが、人間の声というものも生ものなので、レコーディングの途中で調子が悪くなったら、のど飴やら生姜湯やら、ありとあらゆる方法で喉のご機嫌をとるわけですが、はっきり言って、それは体にとても悪いことで、せっかく冬休みにトレーニングして体型を保っていたのにこの一週間で、急に太ってしまいました。盛岡に着て行く服がとても心配です。昨日からおやつはやめているし、なるべくいろいろな物を食べないようにしているけれど、全然効果が表れていません。あと4日しかないので、もはや間に合わないような気もするけれど、ぎりぎりまでがんばってみるつもりです。服が入らないくらい太るって相当なものだから、ぜひ頑張って元に戻したいと思います。
 私の気持ちは今、強く「ちびっこリトミック」の完成に向かっているので、もはや人間の見た目はどうでもよいことになっているのですが、それではユーチューブの撮影にひどく影響があるので、もう少し視点を変えて生活するつもりです。大変寒い季節ですが、盛岡の先生方にお会いするのを楽しみにしています。







2020年1月6日(月)

 新年明けましておめでとうございます。楽しかった冬休みが終わって、今日から今年のレッスンが始まりました。今年の冬休みは沖縄へ行ってみました。たぶん日本で一番暖かいところと思ったからです。行ってみたら、実際本当に暖かかったです。しかし、暖房がないので、夜は少し寒い感じでしたが、しっかり準備していたのでとても気持ちよく過ごせました。お天気のいい日には汗ばむくらいで、部屋の中では半袖でアイスクリームを食べていました。
 出かける前は、忙し過ぎて、とても疲れていて、とにかく家を片付けてたどり着くのが精一杯だったので、果たしてこの冬休みにどれだけのことができるか想像もできなかったのですが、今回とても集中して信じられないくらいはかどりました。とても無理だと思っていたのですが、最初に「よくわかる幼児のピアノ」の2巻ができました。勢いがついたので、できるかもしれないとやってみたら続いて3巻もできました。そこでお正月が来て年を越しました。沖縄のお正月は、何もかも違うのですが、カウントダウン・パーティーや沖縄のいろいろな芸能などホテルのサービスもすばらしかったです。そこでいろいろなお酒を飲み過ぎたので、急にトーンダウンしたのですが、もうすぐ帰らなければならないという焦りから無理やり向かったら「ちびっこリトミック」の2巻ができました。これは本当に苦しい作業でした。ホテルの部屋は海に向かっているのですが、何度も呼びかけました。「海よ、私に力を与えておくれ」そうすると、本当にアイデアが湧いてきて、窮地を脱するのでした。そこまででかなり疲れていたのですが、そこの環境がとてもすばらしかったので、できる限りぎりぎりまでやりたいという気持ちになって、さらに「ちびっこリトミック」の3巻まで書きました。どれも大変に難しい仕事でした。1巻ができた以上3巻まで何とかやり遂げないといけないという強い気持ちで一歩ずつ前へ前へと進みました。いつもと違う環境の中で作ったので、内容がどういうふうかはまだわからないのですが、アイデアが湧いてきて本当に良かったと思います。
 冬休みの間にジムに行ってスリムになりたいという気持ちはあったのですが、原稿に追われていて、ジムへ行く時間はそれほどありませんでした。毎日行くつもりだったのですが、11日間のうち行ったのは4回です。観光などもそれほどにはしていません。近くのスーパーへ買い物に行く程度で、ほとんど原稿に費やしました。最後には原住民化していて、レストランの人や売店の人とも親しくなりました。
 帰ってきたら、早速レッスンが始まりました。何だか、顔が変わったようなのですが、まだ沖縄が体の中から抜けていない感じです。遅れていた「ぐんぐんワークブック」の3巻も出来上がりました。これで、「小学生のピアノ教本」と「ぐんぐんワークブック」のシリーズは終わりました。なかなか苦しい作業でしたが、内容としてはシンプルで、あっさりしている感じです。お楽しみはないけれど、チョー真面目に黙々と進んでいくワークブックです。この冬休み、とてもたくさんの幼児番組をみました。本当に時代は変わっていると実感しました。これからまた、新しいアイデアが必要になってくるような気がします。
 「ちびっこリトミック」は、CDとユーチューブの制作が付随しているので、大変な作業が予想されますが、ここから全力で取り組んでいきます。今年も、まだまだ作りたいものが心の中に浮かんできています。今年もどうかよろしくお願い致します。





12月19日(木)

 今日、やっと「小学生のピアノ教本3」が出来上がってきました。事務手続きの関係で遅れていました。苦労しながら、やっと3巻まで完成しました。レッスンの中で使っているうちに、いろいろな考えが沸き起こってきました。当初の予定とは少し違った方向になりましたが、最終的に私の願うところはただ一つ、このテキストをどうかみんなが小学生のうちに終わってくれますようにということです。始めた時期もそれぞれに違うし、置かれている状況も様々なのですから、このテキストを終了する時期も決まってはいません。しかし、私のひそやかな希望は、小学校卒業というものをかなり強く意識してレッスンに取り組めば、そのタイムリミットは越えられるだろうということです。
 12月というのはなんと早く時間が過ぎるのでしょうか。気がつけばレッスンも残すところあと5日です。新しい年を迎える準備に追われます。いろいろな家のことは適当になってしまうのですが、できる限りやるしかないということで、最近は睡眠時間もとても短く、トレーニングもやってる暇がないので、美容も疎かになり、なりふり構わず生活感が出過ぎているのでした。クリスマス・ツリーも12月の初めに一応出したのですが、レッスンが終わったら次の日に出かけるので、すでに片付けたのでした。
 今年の冬休みは11日間です。振替レッスンとカレンダーの関係で例年2週間あるところがちょっと短い感じです。今年は初めて沖縄でお正月をするつもりです。そして、心も体も頭もリラックスして、いろいろなことをよく考えてみるつもりです。どうして沖縄にしたかというと、ジムとスパのあるステキなホテルが見つかったからです。お正月にこそ体を鍛えて、スリムな私で新しい年をスタートしたいと考えています。冬休みに何を書くかはまだ決めていないのですが、「幼児のピアノ2」と「ちびっこリトミック2」ができればいいなと思っています。でも、行ってみなければ何が沸き起こってくるのかわかりません。
 今年1年忙しい年でした。時代が大きく変化する中で、ピアノのレッスンをどのような位置づけにするのかが先生にも、生徒にも、保護者にもわからないような時期に来ているような気がします。今年は、講座のスケジュールが混み合っていたので、ユーチューブの制作はあまりできませんでした。来年は、いろいろやってみたいと思っています。まだまだ私の研究は道の途中であり、ゴールには程遠いと思い知らされる毎日です。なぜか進めば進むほど、ゴールが遠のいていくような気がしています。私の気持ちが奮い立つ限り、この研究を推し進めていくつもりです。少し早いですが、皆様もどうか良いお年をお迎えください。そして、来年もよろしくお願いいたします。





12月8日(日)

 すっかり寒くなって、師走の慌ただしさが増してきました。先月末の青森の講座から帰ってから教室のグレード・テストというのがあり、いろいろな準備がぎりぎりでやっていたので、私の中の空気があまりにも張りつめていて、それが終わったら、なんとなく今年も終わったという気持ちになって、体を動かすエネルギーが減速してしまいました。よくよく考えると、今年のレッスンもあと2週間です。冬休みには旅に出かけたいので、いろいろな準備を猛スピードでやらなければならないのに、心と体がだらっとして、どうにもスピードが出ないのでした。
 今年の後半は、講座のスケジュールも混み合っていて、日本中のいろいろなところへ、遅れないで行くということがとても大変でした。終わってみればそれほどのことでもないような気がするのですが、都度都度ほとんど命がけでした。暗いうちに家を出て、いろいろな乗り物に乗って、会場に到達するのは、本当にスリルのあることです。いつでも予期せぬ出来事は起こる可能性を秘めています。大きなトラブルなくすべての会場に到達できたことはとてもハッピーなことだったに違いありません。
 先日の青森は、とても楽しかったです。ほとんどの場合日帰りが多いのですが、飛行機の時間の関係で、前泊ということになりました。前泊の時はいつでもできるだけ早い時間の飛行機に乗ります。なぜなら、飛行機というものは、あらゆる気象状況に影響されるもので、1時間違っても、その前は飛んで、次は飛ばないこともあるからです。そして、もし飛ばなかった時はすぐさま次の交通手段を探さなければならないからです。
 朝一番の飛行機だったのですが、使用機の到着が遅れたため、ほとんど40分遅れました。そのあと、私は、バスと電車を乗り継いで、浅虫水族館というところへ行く予定だったのですが、バスも電車もほとんど1時間に一本もないくらいなので、これは大変なことになったと思いましたが、ぎりぎり間に合って、予定通りに水族館へ着くことができました。
 青森へ行って、特別にすばらしいと思ったのは、葉っぱの色合いです。紅葉している葉っぱの赤がとてもきれいでした。家の近くで見る赤は少しくすんでいるのですが、とても澄んだきれいな色でした。浅虫水族館はすばらしいところでした。少し他の水族館とは雰囲気が違っていました。どちらかと言えば、魚をショーとして見せるのではなく、人間とのかかわりにおいて考えさせる水族館でした。イルカショーもすばらしかったです。大きなイルカが4頭、津軽三味線に合わせてすばらしいジャンプをしました。
 浅虫水族館へ行くとき、青い森鉄道というのに乗るのですが、私はきっと青い森というのがどこかにあるに違いないと思って、帰りに駅の売店の人に「青い森」というのはどこにあるのですかと聞いてみたら、それは鉄道の名前で特別に青い森があるのではないそうです。そして、そのあと青森のまちなかにある「まちなか温泉」というのに行きました。400円なんですが、かなりゆっくりできました。そして、土地の人の会話などちらっと聞いたりして、とても勉強になるのでした。
 講座では、いつになくゆっくり話していたので、少し時間切れになったのですが、それなりに楽しめたと思います。まだまだ「幼児のピアノ」が私の中で宙ぶらりんです。これからどんどん深まっていくことを期待します。実は数年前に青森の先生からぜひ青森に来てくださいとメールをいただいていたのですが、なかなか実現していませんでした。今回、やっと青森で講座をさせていただいて、私自身もとても嬉しい気持ちだったのですが、その先生にご連絡していなかったので気になっていたのですが、講座のあとその先生から、その時のメールは私ですとおっしゃっていただいたので、さらに嬉しい気持ちになりました。
 青森では、かなりのおみやげを買いました。ほとんどりんご関係です。青森では、主にリンゴジュースが主流です。お菓子もほとんどりんごの加工品が多いです。いろいろなものを食べてみました。全部おいしかったです。そして、帰りの空港でりんごを売っていたのですが、荷物が重くなり過ぎていたので、買わなかったのですが、とても気になったので、帰ってからネットで探したらあったので、青森から家へりんごを一箱届けてもらいました。紅玉という種類なのですが、とてもおいしかったです。
 青森駅のまえは、かわいい雪だるまの提灯がならんでいて、とてもかわいらしい風景でした。みんなが行った方がいいというので、ねぶたの記念館のようなところへも行きました。いろいろなことを体験できるようになっていて、私はねぶたの紙はり体験とねぶたをひくのをやってみました。本当に楽しかったです。






11月24日(土)

 大宰府の公開講座に行ってきました。大宰府は遠かったので、朝早く起きて、頭がぼーっとしたまま講座の時間になってしまい、どうなることかと思いましたが、さすがに皆さんの前に出ると、ある程度緊張しますので、どうにか頭と心の焦点を合わせることができました。「よくわかる幼児のピアノ」がまだできたばかりなので、はっきりとした体系表のようなものが私の頭の中にないのですが、講座でお話させていただくたびに、すっきりまとまりつつあるように思います。
 大宰府では、講座のあと、お店のすぐ近くのフルーツショップへ行きました。いろいろなものが所せましと並べられていて、いろいろ買いたかったのですが、重いのでみかんを一袋とビッグサイズの柿を1個、とても大きな生姜を買いました。柿とみかんは、とってもおいしかったです。生姜もみずみずしくて、私はショウガ紅茶に入れています。
 そして、そのあと「一蘭」というラーメン屋さんへ行きました。大宰府では有名なのかもしれませんが、私は何もかも初めての体験で、珍しかったです。カウンターの席に一人ずつ壁があって、銀行のキャッシュコーナーのようになっています。お水の蛇口も一人ずつあって、一人ずつラーメンのの味に集中するということのようでした。とてもおいしかったです。かなり濃いめの豚骨スープで、赤い色の薬味が入っていました。食べているときはそれほどとは思わなかったのですが、その赤いものが相当に辛くて、汗びっしょりになりました。
店長さんとも親しくなって、大宰府の旅は予想外に楽しい旅でした。
 月曜日からは、いよいよ今年最後の講座で、青森に行きます。とても楽しみにしています。青森は初めて行きます。最近私は水族館が好きなので、青森の水族館へ行ってみるつもりです。最初は、リンゴ狩りがいいなと思っていたのですが、時期が終わっていました。青い森鉄道というのに乗るらしいです。これまで深くは考えたことがなかったのですが、青森には青い森があるのかもしれません。行って確かめなければ・・・。月曜日はそれほどではないけれど、火曜日の講座の日が最高気温が5度という寒い日にあたっています。やっぱりダウンコートを着たほうがいいかもしれません。荷物が多過ぎるのですが、とにかくぎゅうぎゅうに詰めて、小さい飛行機でひとっ飛びです。この秋はスケジュールが詰まっていたので、次から次へと準備を進めなければならなず、講座の旅を楽しんでいる余裕は全くありませんでした。久々に嬉しい気持ちです。もちろん講座も、今年の締めくくりとしてベストを尽くします。昨夜、3時間かかって考えをまとめました。どんなふうになるか私自身も楽しみです。青森の先生方にお会いするのをとても楽しみにしています。





11月15日(金)

 先月末の金沢の講座から、もはや半月が経過しました。金沢ではとても集中して、最近では一番の絶好調になったような気がします。新しい「よくわかる幼児のピアノ」ができて、2・3才からのレッスンにこれまでよりもっと細やかな対応ができるようになったからです。「よくわかる幼児のピアノ」は本当に楽しい思いつきで、小さい子が喜んでピアノに触れられる教材です。「よくわかる幼児のピアノ」「ちびっこピアノ」「ゴーゴーピアノ」「ぴよぴよピアノ」と段階的にテキストを選ぶことができます。若干時間切れになったのですが、先生方にもより多くの情報をお伝えすることができたと思います。
 金沢はこれまでにも何度か来ていますが、これまで来させていただいたお店とは今回駅の反対側だったようで、これまでの金沢とは全然違った印象でした。古い街並みと印象的な建物にはとても興味を持ちました。観光には来たことがないのですが、一度来てみたいと思いました。
 金沢も遠かったのですが、その前の福島、札幌とスケジュールが混み合っていたので、金沢のあとたまっていた疲れがどっと出ました。とにかく痛いところだらけで、体調は絶不調だったのですが、人間の体は自然治癒力で満ち溢れいます。しばらくしたら、すべての痛みが遠ざかっていきました。そして、半月経った今は痛いところはどこにもないのでした。
 講座が多い時は家の中の片づけを全くしないので、家の中が大変なことになっていました。帰ってきた時には疲れすぎていて、荷物を整理することすら無理なので、その荷物がだんだん部屋中を占拠するようになって、もはや隙間を見つけて歩かなければならないくらいになっていました。この半月の間、できる限り片付けに没頭しました。年末に向けて、いろいろなものを処分して、調子の悪いところをなおしました。いろいろなことの段取りをとるのは大変なことです。まだまだですが、少しずつ片付いて、床も見えてきました。
 そして、今作っているのは「小学生のピアノ教本」の3巻です。チェックがとても大変でした。もうすぐ出来上がります。3巻はちょっと急いで進めている部分もあるのですが、これまで、生徒の皆さんが学校からもらってきた曲や、小学生の皆さんが興味をひくであろう曲を中心に選んでいます。「宇宙戦艦ヤマト」や「彼こそが海賊」「キリマンジャロ」など、かなり特殊な内容になっています。この3巻を楽しくひき進んでいくうちに、自然に実力をつけることができるようになっています。小学生の皆さんが喜んで取り組んでいただける内容です。
 来週から再び講座の旅です。九州の大宰府から本州の最北端である青森まで、移動距離もかなりなのですが、それ以上に温度変化もかなりと思われます。青森に行くときはもうダウンコートが必要なのかもしれません。10月に札幌に行ったとき、すでに暖房が入っていて、ちょっと声の調子がカスカスになりました。青森に行くのは初めてなので、どのような寒さかはわからないのですが、天気予報に雪だるまが出ていることは間違いありません。そして、怖いのは寒さだけではなく、強力な暖房です。服の温度を間違うことも大いにあるのですが、とにかく行ってみなければわからないので、不安な気持ちと同時に楽しみな気持ちもあります。大宰府と青森、今年最後の講座ですので、気持ち的には張り切って出かけるつもりです。私がバラバラに作ったたくさんのテキストを端的にまとめるのは難しいのですが、なるべくポイントを絞ってわかりやすくお話するのが当面の目標です。大宰府も青森も初めてなので、とても楽しみにしています。お忙しい時期ですが、ぜひたくさんの先生方に来ていただきたいです。講座で、お配りしているクリアファイルも、金沢からデザインが変わりました。2020年版で、「よくわかる幼児のピアノ」のデザインです。お楽しみに。
 






10月26日(土)

 先週、福島と札幌の講座へ行きました。特に福島では、その前の週の台風19号で大きな水害があり、大変な時にもかかわらず、たくさんの先生方に来ていただきありがとうございました。そしてまた、今週も大雨による被害のニュースがもたらされ、心痛めるばかりです。また、札幌では先生だけでなく、お子さんがピアノを習われているお母様も参加されて、私とは別の立場の方々がどのような気持ちでおられるのかお聴きすることができ、きちょうな体験となりました。
 しかし、いささか私も疲れたのでした。名古屋のあと一週間を置かず2泊三日の旅に出ましたので、しかも、いろいろな乗り物を乗り継いで、今回、飛行機もしばしば遅れました。帰ってきたら、どうしようもなく体の中に疲れがたまっていて、あちこち痛いどころだらけになっていました。特に痛かったのは、右手の手首でした。ずっとスーツケースをひっぱっていたからだと思います。もう痛すぎて、何も持てないし、ちょっと使っただけで電気が走るくらいでした。マッサージ機やシップなどありとあらゆる治療をしましたが、全然よくならなくて、全く進歩がなかったのですが、5日目を過ぎた頃、急によくなりました。もうだめかと思ったくらいです。だんだんよくなったのではなくて、急になおりました。
 手首だけではなく、体のあちこちが痛かったので、もうほとんどレッスンの時間以外は寝ていました。厳密に言えば、起きてられなかったので、休んでいたのです。体中シップだらけで、体によいものを食べたり飲んだりしました。そうしているうちに、人間には自然治癒力というものがあるのでしょう。すべての苦しみはだんだん遠ざかっていきました。今回の旅では、3日続けて飛行機に乗ることになりました。いつなったかはわからないのですが、帰りの飛行機では、猛烈に歯が痛くなって、帰ってからも、冷たいものを飲んだ時にそこのところが猛烈にしみるようになったのです。あまりにも痛かったのですが、冷たいものを飲んだ時だけだったので、手首の痛みと連動したものかもしれないと思っていました。実際にいろいろやっているうちに、手首の痛みとともにだんだんよくなっていきました。よかったと思っていたのですが、よく考えると、そこが虫歯になっているから飛行機に乗った時気圧の関係で痛くなったのかもしれないと思ったので、一応歯医者に行ってみることにしました。わざわざ美容室をキャンセルして、遠くの歯医者に行きました。ずっと昔からそこへ行っているのです。
 最初は、先生も表面的には見つけられなかったのですが、一応レントゲンを撮ってみたら、虫歯が見つかったのです。そこからが驚きました。それは一番奥の左の上の奥歯だったのですが、先生がそれは親知らずで下に歯がないから、抜いたほうがよいと言ったのです。まさか、歯を抜くことになるとは思っていませんでした。来週の火曜日には金沢の講座があるし、今は心の準備もできてないからと言っていたのですが、いろいろ考えているうちに心が決まったので、すぐに抜くことになったのです。抜くのは意外と簡単だったのですが、そのあとなかなか血が止まらないし、麻酔が気持ち悪すぎて、2日間ほど元気がありませんでした。今日で3日目なのですが、やっと元気になってきました。下の親知らずは大学の時に急にはえてきて、すぐに抜きました。上の歯2本はずっと私の口の中にあったのですが、もはやずっとあったので、それが親知らずということも忘れていました。確かに下に歯がなかったのですから、あまり役に立っていなかったのかもしれません。まだ歯茎がふくらんでいるけれど、だんだん今の状態に慣れてきています。つまり、これまでよりずいぶん口の中が広くなりました。抜かれた歯が台の上に置かれているのを見たら、とてもきれいな大きな歯でした。その時はちょっと悲しかったけれど、抜いてよかったような気もします。
 そういうわけで、疲れもすっきりとれて、何もかもすっかり新しくなった私です。「よくわかる幼児のピアノ」もできて、今日、私の家へ届けられました。連休の関係で、お店に出るのは連休明けだそうです。とても疲れる作業でした。全編ぺったんこあそびなのですが、チェックの段階で、実際にハサミで切り抜いて貼ってみました。それが大変な作業で、すでにその時手首を痛めたような気もします。その他の作業もとても大変でした。考え付くのは一瞬のひらめきなのですが、実際に商品にするのは大変なことでした。金沢では、この新しいテキストの使い方をみなさんと一緒に考えてみたいと思います。金沢も先日の台風の影響があったかもしれません。いかなる状況においても、会場にいらしていただいた先生方と心を通わせられる講座を目指します。今日から北陸新幹線も復旧したとのことです。私の新しいテキストと一緒にぜひ前へ一歩進めるよう講座でパワーを受け取ってください。






10月13日(日)

 先週の木曜日、名古屋の講座へ行ってきました。日本列島に台風が近づいていて、天候もどうなるかと思っていましたが、当日はいいお天気でした。しかし、そのあと、大変な台風がやってきました。最近では、日本のあちこちに甚大な被害をもたらす自然災害が起こっていて、もはや大丈夫というところはないのですが、今回の台風は大変過ぎました。被害にあわれた方には、心よりお見舞い申し上げます。
 名古屋では、もしかしたらと思ったのですが、前回来てくださった方が一人いらっしゃいました。それは、かなり古いことで、おそらく20年くらい前のことではないかしらと思います。ありがとうございます。今回、駅から車で行くことになりましたので、前回気になっていたお饅頭は買うことができなかったのですが、そんなに古いことなので、そのお店があったかどうかもわかりません。遠方に講座へ行くときは、、恐ろしく早起きになって、今回ちょっと頭がしっかり働いてなかった部分もあるのですが、最後に先生方と個別にお話させていただいたとき、私自身にも思い当たる節があったので、先生方の悩みも深いなと思いました。
 今、ちょっと中途半端な状態です。というのも、今月末に発売予定の「よくわかる幼児のピアノ」がまだできていないのと、それによって、お配りしている資料も若干変更の必要があるということです。やっと「ちびっこピアノ」と「ちびっこワークブック」が出来上がったのですが、「ちびっこリトミック」と「幼児のピアノ」を新しく出発していて、さらに研究が前へと進んでいるところです。
 何しろ、「おんぷのおえかきワークブック」と「ゴーゴーピアノ」と「幼児のうたと音感」で20年以上完成したと思い込んでいたのですから、それをさらにわかりやすく説明するためには、何もかも頭を切り替えなければなりません。その切り替えがまだうまくいってないように思います。いつも新しいシリーズを制作している途中においては、そのような状態が続くのですが、講座をさせていただくたびに、一歩ずつ前へ進んでいくものと思われます。来週は、いよいよ福島と札幌へ伺います。福島の皆さん、今回の台風大丈夫だったでしょうか。そして、札幌はもうかなりな寒さになっているのかもしれません。福島と札幌は、案外近いような遠いような、とにかく、東北新幹線と飛行機を乗り継いで、その日のうちに北海道に渡ります。福島と札幌の皆さんにお会いするのを楽しみにしています。長い旅になりますが、秋の景色を楽しみつついろいろな乗り物に遅れないよう、のんびりと行ってこようと思います。






10月4日(金)

 先々週の金曜日、湘南の講座へ行ってきました。そのあと2週間経ったわけですが、1回講座へ出かけるとかなりパワーを消耗するらしく、普通の調子に戻るのに2週間かかったわけです。講座でパワー使うというよりその会場にたどり着くのに主にパワーを使っているわけですが、知らないところへぎりぎりのスケジュールで移動するのは本当にスリルのあることです。乗り換え時間3分とか書いてあると、本当にドキドキします。そして、横浜では朝のラッシュにあって、もみくちゃになりながら、それでも人混みの中を強引にすすまなければなりませんでした。そして、帰ってきたら新しいテキストの作業を猛烈な勢いでこなさなければならず、人間をこんなにも酷使していいものだろうかと思うくらい一生懸命やりました。なぜならば、物事には締切というものがあるからです。そのあと、私は猛烈な不調に陥って、急速に治そうと思っていろいろなことをやったらそれが裏目に出て、回復に今日までかかったのです。それにここ数日お天気も不安定で、毎日暑いです。確かに真夏の暑さとは違うけれど、私は最近とても暑がりになって、今でも夏服を着ています。
 湘南では、熱心な先生方にお会いできました。小学生のテーマを私の歴史と共にお話しました。それは最近考え付いた新しい試みです。みなさんがわかったと言ってくださいました。どうして、いろいろなテキストができたのかをお話したほうがよいと思ったのです。そのほうが各テキストの特徴をつかみやすいと思ったのです。必ずしも新しいテキストの方が古いテキストより優れているとは思いません。長い間の研究から改良を加えた結果新しテキストが作りだされるのですが、その改良が吉とでるかどうかは、作ってみなければわからないのです。ただ確実に言えることは、いつでもその時点での全力で作っているということです。湘南での講座は、なぜか明るく楽しいものになったような気がします。
 講座のあと、お店の方とお昼ごはんをいただいて、なかなか有意義なディスカッションをしました。日頃と違った人の意見を聞くのはとても面白いことです。お昼ごはんがおいしかっただけではなく、お話もおいしかったです。ありがとうございました。そのあと、私は、江の島水族館へ行きました。お昼ごはんををゆっくりいただいたので、あまり時間はなかったのですが、やっぱりどうしも行きたい気持ちがこみ上げてきたので、タクシーで水族館へ向かいました。タクシーは海に向かってごちゃごちゃした道を進んでいきました。とてもたくさんの外国人観光客でにぎわっていました。私は、思い出しました。とても昔に江の島に来たとき、ここのところを通ったことがあるのをはっきり思い出しました。その時、私はまだ学生で、20才前後だったと思います。その光景を思い出すなんて、人間の記憶力もすごいものだと思いました。人があふれている道をタクシーが無理やり進んで、水族館へ着きました。
 湘南の海はすばらしくキラキラしてきれいでした。ヨットもたくさんいました。水族館も立派な建物で、かなりな大きさでした。クラゲやイワシやエイなど、お決まりの水族館の人気者たちをさっと見て、私が好きなイルカショーに向かいました。そこへ行く途中にカワウソがいて、手で棒のようなものを持って遊んでいるのがとてもおもしろかったので、ちょっとカワウソのファンになりました。それで、カワウソのぬいぐるみのくじをひきました。また、3等です。家にイルカとチンアナゴのぬいぐるみを持っています。それも3等です。水族館のくじは全部3等ではないかという疑問が沸き起こってきています。実際、3等でも十分にかわいいのですが、2等とか特等にあたっている人をみかけたことがないので、余程のレアなんだなと思っています。そこから、カワウソのぬいぐるみを持った私は、さらにペンギンのショーを見ました。狭いところで、飼育員の人もとてもがんばっていました。そして、飼育員の人が胸のところにつけているカメラで、ペンギンの顔をアップで見るという催しがあって、どのペンギンにするかを決める人は手をあげることになっていたのですが、だれも希望者がいなかったので、司会の人が、それではと見渡して、「そこの人」といった方角を見たら、どうも私のようだったので、とても驚きました。そんなところで、指名されるとは思っていなかったので、心臓がバクバクしたくらいです。考えてもいなかったので、まん中あたりにいた黄色い印のペンギンをお願いしました。そのペンギンは美人だそうでしたが、その時あっち向いてホイ状態で、なんか指名するペンギンを間違ったような気もしました。それはしかたがないことです。
 そして、いよいよイルカのショーを見ました。いろいろな種類があるようで、時間の関係で、それしか見られなかったのですが、パンフレットでは、もっととてもすごいのもやっているらしいです。いつ見ても、私はイルカのショーが大好きです。高いところから人間がプールに飛び込んで、そこへさっとイルカが来てイルカの口のところで人間を押していくというようなすばらしい演技もありました。なかなかレベルが高かったです。どうしてかはわからないけれど、イルカのショーを見ると私は心身ともにリフレッシュされるのを感じます。そして、すっきりした気持ちになって、湘南をあとにしました。
 そうこうしているうちに、「ちびっこワークブック」の3巻もできあがりました。「ちびっこピアノ」の3巻に対応しています。色音符で、リズムを表現するのは難しいのですが、それを少しでも手助けするようにと作られています。「ちびっこワークブック」と「おんぷのおえかきワークブック」はレベルとしては同じような位置にありますので、先生のお考えで、自由に使っていただきたいと思っています。そして、今作っているのは、「よくわかる幼児のピアノ」です。「よくわかる幼児のワークブック」の姉妹編です。とても小さい子のための楽しいテキストで、新しい試みが含まれています。「たのしいぺったんこあそびつき」が、子供たちの興味を最高にそそるものであるとこを確信しています。今は、その制作に全力をそそいでいます。来週の名古屋での講座に間に合わないのが残念ですが、来週の講座でもその使い方を効果について、ちょっとお話したいと思っています。
 来週の名古屋のヨモギヤさんの講座は、実は2回目です。かなり昔のことですが、その時のことははっきり覚えています。まだ、講座を始めて間もない頃だったと思います。今は亡きサーベル社の石川社長と一緒に行きました。帰りに、熱田神宮の参道で私はお饅頭を買いたかったのですが、石川社長がどんどん先に歩いて行って、買えなかったのでした。今でも、お饅頭のお店はあるでしょうか。そして、今回、どんな先生方にお会いできるでしょうか。とても楽しみにしています。この週末に十分に準備してパワーアップして行くつもりです。






9月13日(金)

 火曜日に福岡の藤崎というところに行ってきました。講座で福岡には何回か来ていましたが、意外と藤崎というところはのどかな印象でした。とても天気が良くて朝青空が広がっていました。台風の影響で本当に蒸し暑い日でした。9月なのに連日蒸し暑くて、再び夏の服を着て行くことにしました。そして、講座が終わって、お昼ご飯をいただいている間にとんでもない大雨になっていたから驚きました。空港に着くころにはやんでいたのですが、さらに蒸し暑くなって、びとびとになった一日でした。
 講座ではたくさんの先生方に来ていただき、ありがとうございました。資料が足らなかったようで、一部の先生方にはご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。実は、今「幼児のピアノ」という新しいテキストを作っているのですが、ここのところ立て続けに新しいテキストを作っているので、従来のテキストと新しいテキストをどんなふうに説明したらわかりやすいのか模索しています。そもそもお配りする資料を根本的に作りなおす必要があるのでしょうけれど、新刊と講座の合間にそれを作る時間を作るのはちょっと難しい状況なのです。しかもいろいろなシリーズを作っている途中のなので、もうちょっとそれぞれのシリーズが完成するのを待つ必要があります。先日の講座も、3才から6才を取りまとめて2時間でお話するのはなかなか難しかったのですが、何かしら先生方のお役に立つことがあったらいいなと思っています。
 藤崎から帰ってからいろいろところが痛くなりました。朝早く起きて、空港へ行ってみたら小さい飛行機で、プロペラ機でした。バスで駐機場まで移動して、扉の裏側の階段を荷物を持って登らなければなりませんでした。それで手が痛くなったようです。カートは預けるように注意されましたが、降りたらすぐに地下鉄に乗らなければならないと思ったので、機内に持ち込ませてもらうよう自分で頼んだのです。飛行機の乗り降りとバス乗り場への階段がきつかったのでした。最初は手が痛くなったけれど次の日は背中が痛くなりました。小さい飛行機は座席も小さかったのかもしれません。今日あたりやっと復活してきました。
 藤崎ではもういろいろな先生方が私のテキストを使ってくださっていて、新しい「ちびっこリトミック」も使ってくださっている先生がおられました。実は私はまだ使っていません。負けました。ご期待に応えられるよう、2巻がんばります。帰りにいただいた、お魚料理、最高でした。私の大好物の鯛のあら炊きをいただきました。ありがとうございます。藤崎のことは「鯛のあら炊き」とともに私の胸の奥深くに記憶されました。
 さて、来週は神奈川県の藤沢へ参ります。その昔江の島へ行ったことがあるけれど、それはかなり昔のことです。楽しみにしています。ここから小学生の講座に移ります。「小学生のピアノ教本」の3巻がまだ出ていませんので、ちょっと残念なのですが、11月に発売することになっていますので、その全貌をご紹介するつもりです。「小学生のピアノ教本」だけでなく、いろいろなパターンの小学生のレッスンについて、私なりに一生懸命やってきた時代の遍歴とその変化についてお話しようと思っています。この週末しっかり勉強して、みなさんの前に立つつもりです。藤沢の町も楽しみにしています。






9月5日(木)

 教室の発表会が終わりました。今回、いつものホールが耐震工事のため、初めての会場でした。私の教室の規模では小ホールで十分なのですが、他の小ホールの抽選にはずれたため、やむを得ず大ホールですることになりました。椅子を並べるタイプだったので、それほど寂しい感じはなくむしろスペースに余裕があって使いやすいくらいでした。使い勝手がわからない面もあったのですが、私が考えた広いステージのためのいろいろなプログラムも一応できました。成功だったかどうかはDVDができてこなければわかりません。とにかく汗びっしょりで終始一貫して緊張していたような感じです。最後の父兄をまじえての合唱もとても声が大きかったので、驚いたくらいでした。私の場合、大体発表会が終わると夏が終わったように思います。
 ちょっと思いつめ過ぎていたので、次の日から3日間抜け殻になりました。もういろいろな練習が嫌になるくらいやりました。とりあえず大きなミスはなかったように思います。その会場のピアノは私の好きなタイプのピアノでした。本当にそれはラッキーなことでした。ダイエットもぎりぎり間に合って、ドレスも入りました。体を型に合わせるって大変なことですよね。体力が勝負と思ったので、発表会の前はウナギやらステーキやらかなりの高カロリーのものを食べていたのですが、お昼にこってり食べて、夜はなんとところてんだけにしていたのです。それほど差し迫った状態でした。なんせ、夏休みに札幌でメロンを毎日食べていたのですから。終わった次の日には、かなり爆発しました。アップルパイをほとんど一日でホールで食べてしまいました。アイスクリームも食べまくりです。我慢から解放されて、今はせいせいした気持ちです。
 来週から秋の講座が始まります。再び気持ちを引き締めて、いろいろな会場でお会いする皆さんのために少しでも役に立つような講座にする必要があります。小さい子の講座においては、「ちびっこピアノ」と「ぴよぴよピアノ」が中心となりますが、現在制作中の「ちびっこワークブック」の3巻の次に取りかかる予定のさらに小さい子のための「幼児のピアノ」のこともお話させていただきます。これは、春の講座で受講者の先生方のお話をお聴きする中からインスピレーションを受けたものです。私自身もとても楽しみにしています。
 そしてまた、小学生の講座においても、「小学生のピアノ教本」と「ぐんぐんワークブック」の原稿が最後まで完成していますので、出版は間に合いませんが、はっきりとした私のビジョンをお伝えすることができると思います。この秋もスケジュールが混み合っているのですが、うんと早起きして日本中のいろいろな場所に参ります。1回1回の与えられた機会を大切にしながら、準備を進めて参ります。どうか、ぜひ会場に足をお運びくださいね。いろいろな先生方にお会いするのを楽しみにしています。







8月23日(金)

 夏休みが終わり、やっと体がもとに戻ってきました。札幌へ行ってきました。とても涼しかったです。エアコンもほとんど使わないで、汗も一滴も出ませんでした。ここのところ毎年夏には札幌へ行っているけれど、今年は初めてのホテルに泊まってみました。いつものところが取れなかったのでそうなったのですが、結果的にはとても良かったです。
 行ってから三日目くらいまでは、体中が痛くなって、全然原稿に集中できなかったのですが、十分に休んだら、いささかやらなくちゃという気持ちが強くなって、切羽詰った状況になり、できるとは思ってなかったけど、「小学生のピアノ教本3」と「ぐんぐんワークブック3」ができました。現在の小学生の状況をよくよく考えて、とにかく挫折しないように、早く上手になるように、そして興味を持ち続けてくれるようにというのがテーマでした。どれも大変に難しいことです。目標が達成できたかどうかはわからないけれど、シリーズが完成しました。苦しい作業でした。
 そして、あと三日というところで、台風が北海道に近づいてきました。日本列島を一回抜けた後北海道に再上陸したので、帰りの飛行機の便にかかってしまいました。他の便に振り替えてもいいという連絡が来てから、もう大変なストレスでした。次の日からレッスンだったので、絶対に帰りたいということで、すぐに他の便を探したけれど、もう前も後ろも全部満席で、乗継便もJRもすべていっぱいでした。そうだ、ここは島だから絶対に飛行機に乗らなければ帰れないんだと思ったら、とても恐ろしい気持ちになって、どうしよう、帰るのが遅くなるのは構わないけれど、レッスンがある、もう必死でした。ずっと台風情報を見て、飛行機の運行状況を見て、ほとんど夜も熟睡できませんでした。しかし、札幌の空は、それほどには荒れていませんでした。黒い雲が低い位置で流れていて、もしかしたら予定の便で帰れるんじゃないだろうかという気持ちになって来て、とりあえず、待つことにしました。他に方法がないのですから。これまで2回このようなことになって、大変な目にあいました。
 でも、ここで時間を無駄にしてはもったいないということで、落ち着かない状況ではありますが、さらに原稿に取り組んでみました。じゃ~ん。できました。「よくわかる幼児のピアノ」という新しいシリーズです。約20年前に発売した「よくわかる幼児のワークブック」の姉妹編です。まさか20年後に姉妹編ができるとはだれも考えてはいなかったと思いますが、私の中では、20年の歳月は全く感じていないのでした。早速、制作に取りかかる予定です。これからの小さい子のレッスンの公開講座でもお話しできると思います。お楽しみに。
 台風も温帯低気圧に変わり、飛行機も無事に定刻に飛んで帰ってきました。こちらに帰ってきてから暑さに慣れないのですが、教室の発表会も近づいているので、無理やり元気をだして働いています。そして、おいしいものを食べ過ぎたので、急いでダイエットです。ドレスが窮屈、どうしましょう。。。 がんばります。






8月7日(水)

 暑い夏がやってきましたね。教室の行き帰りが汗でずぶずぶになってしまいます。レッスンの部屋はキンキンに冷やしているけれど、それでも30分ごとに玄関のドアが開いたらそれほど冷えている気がしません。そして、暑い中来てくれたみんなの体やバッグから熱気が漂っています。教室では、今発表会の曲の最終段階です。みんなでやる出し物は、今年はピカチュウがテーマなので、小さい子は私立恵比寿中学の「てをつなごう」と岡崎体育の「心のノート」です。春先からずっと練習しているけれど、どちらも難しかったです。全部私が思いついたことなのですが、みんなの協力があってこそ本番を成功させることができるのです。そして、先週ジムのランニングマシーンで、走っているときに偶然見たテレビで、ファビュラス・シスターズというグループのダンスにひどく感銘を受けました。その照明の使い方がすばらしかったので、今度の発表会でも何かの形で新しい試みをしてみたいと思っています。
 いよいよ明日から夏休みです。避暑と原稿の旅に出かけます。今年は、なるべく勉強に集中して、いろいろなシリーズを完成させたいと考えています。ちびっこシリーズも今月ちびっこピアノ」の3巻を出し、来月のワークブックの3巻で一応終了します。「ちびっこリトミック」はとても実験的なので、そんなにぽんぽんと考えが出てくるかどうかわからないけれど、この夏休み、やってみるつもりです。そして、春の講座でアイデアが浮かんだ新しい小さい子のためのテキストを書くつもりです。秋の講座に備えて、「小学生のピアノ教本」の3巻と「ぐんぐんワークブック」の3巻も作りたいと思っています。アイデアとというものは、いつどこで、どのようなものが出てくるかわからないのですが、とにかく考え続けることが大切と思っています。考えるということを継続する強い意志というものが必要なのです。
 だらっとしがちな夏休み、がんばります




7月26日(金)

 今週の月曜日に札幌の講座が終わって、上半期の講座が終了しました。この春から、「ちびっこピアノ」と「ぴよぴよピアノ」のお話を各地でさせていただきました。いろいろな先生方とおはなしさせていただいているうちに考えがだんだんまとまってきて、最後には「ちびっこリトミック」という本ができました。いろいろな講座の前には、たとえ同じ内容でも一から考えて勉強するようにしているので、それなりに考えが深まって、この春から夏にかけてのいろいろな講座が私に与えてくれたインパクトは計り知れないものがあります。各地で講座に来てくださった先生方には心からお礼申し上げます。
 札幌では、過去に伺ったいろいろな会場に来てくださった先生方にもお会いしました。お話すると昨日のことのように思い出して、懐かしい気持ちです。(それは10年以上前のことなのですが・・・)札幌は、いつ行ってもステキな町です。でも、いつでも何があるかわからないのですが、今回はとんでもない暑さと、ものすごい突風に会いました。前の日の夜は寒いくらいだったのですが、講座の朝はとても暑い日でした。比較的ぎりぎりのスケジュールでの移動だったので、どこも行ってないのですが、札幌駅の大丸にポケモンセンターがあったので、ちょっと寄りました。今回の私の発表会のテーマはポケモンなので、何かあるかもしれないと思ったのです。ピカチュウのぬいぐるみはすでに購入しています。かわいいミューツーのぬいぐるみがあったので買いたい気持ちもあったのですが、やはり持ち帰るには大き過ぎたので、けしごむとペンを買いました。外へ出るととんでもない風で、まえに進めないくらいの風でした。そして、駅にいったら、空港へ向かう快速エアポートが止まっていたので、ちょっとドキッとしました。しかし、札幌では、意外と電車はよく止まるので、驚きませんでした。バスに乗るように駅の人に言われましたが、案外バスは時間がかかるのを知っていたので、飛行機に遅れたくはなかったので、さっさとタクシーに乗りました。飛行機は無事に飛んだのですが、今回気流の関係でずっとガタガタゆれていました。なるほど、ゆれても安全には関係ないのでしょうけど、ちょっと楽しめない感じでした。
 梅雨も明けて、猛烈な暑さがやってきました。もうすぐ夏休みです。その前にやらなければならないことをどんどんこなして、夏休み前のわくわくした気持ちを味わいたいと思います。とりあえず、今やっているのは「ちびっこピアノ」の3巻です。小さい子のものはとても気合がいるのですが、ファイトでがんばります。





7月16日(火)

 海の日の三連休が終わり、私の足の骨折からちょうど3年経ったということです。この3年でいろんなことが変わりました。世の中も変わったし、私自身が骨折する前と骨折した後で人間そのものが大きく変わりました。体も変わったし、考え方も変わりました。今振り返って総合的に考えると、前より良くなったと思います。骨折したのが良かったとは言わないけれど、長い人生において、これまで立ち止まって考えるということがなかったので、人生においてのターニング・ポイントになったと思います。体も一度筋肉が全くなくなったので、一からトレーニングすることによって、前より強い体に生まれ変わったような気がします。仕事においても、一度頭をゼロにすることによって、新しい考えが沸き起こってきました。前よりゆっくりした人間になってしまったような気がするけれど、それはそれで仕方がないから受け入れています。
 三連休もレッスンがあったので、これといってどこへも行かなかったのですが、いつものショッピング・モールも電車も駅もとても人が多かったのに驚きました。生徒のみなさんには申し訳なかったのですが、レッスンの回数の関係で来ていただきました。今日これから発表会の打ち合わせがあるのですが、発表会の曲の完成に向けて私も生徒も少しカリカリしてきました。今はそれぞれのやり方を尊重するやり方でやっているので、一昔前より完成しにくいと思っています。厳しく情熱的な指導法だとパワハラということになるらしいので、だんだん緩くなってきてしまったのです。それがいいかどうかはわからないのですが、今の状況ではそれが普通なので、それなりにより良い状態をを作るというのが目標です。私が考えた全体の出し物もなかなか難しかったようで、私も生徒も一生懸命やっているけれど、当日集まってやった場合どうなるのか想像できない状況で、楽しみであると同時にとても心配です。
 来週の札幌、とても楽しみにしています。私はとても札幌が好きで、最初に行った時は2月の北海道中を車で移動して、最後に吹雪になって飛行機が欠航になり、こんなに大変なことはないと思ったけれど、そのあと何回も行っているうちに大好きになって、ここ数年は夏には毎年行っています。あの大きな空と大地が私の五感をリフレッシュしてくれるのです。そして、いろいろなおいしい食べ物、なぜおいしいかというとそこにある空気と自然の味がするからです。今回は、お楽しみの旅行ではありません。今年の前半の最後の講座となりますので、もう一度これまでのことをよく考えて、自分自身のまとめをするつもりです。とんぼ返りですが、札幌へ行くのはとても楽しい気持ちです。





7月11日(木)

 最近は雨の日も多く、いかにも梅雨って感じです。早いもので、もう7月も3分の1終わってしまいました。そして、夏休みまで1か月ないということです。発表会の準備も急ピッチで進めています。私のユーチューブの撮影をする建物に久々に行ってみたら、蜂の巣ができていたので驚きました。前にも家に蜂の巣ができたことがありましたが、その時は自分でハチジェットという薬を使って処理しましたが、今度のはあまりにもハチが凶暴で恐かったので業者を呼んだら、すぐに来てくれたけど料金も高かったのでそれにも驚きました。今がハチのシーズンだそうですから、みなさんもお気を付けくださいね。
 仙台の講座では、実は私はとてもインスパイアされました。何にインスパイアされたかというと、そこに来ていらっしゃった先生方のほとんどの方がすでに小さい子のレッスンをされていて、半分くらいの方が3才のレッスンを、そして半分くらいの方が2才のレッスンをされていたからです。私が20年前に「1からのピアノ・レッスン」を書いたときには考えられないことでした。そして、先生方が私のテキストでレッスンしてくださっているのがわかったので、これまでの小さい子のレッスンを新しく始められる先生のためではなく、すでになさっている先生方のためのテキストを作るべきだと気がついたのです。ここ数年小さい子のための新しいシリーズい取り組んでいるのですが、さらに小さい子のための新しい考えが沸き起こってきました。今は、「ちびっこシリーズ」の完成に力を注いでいますが、そのうち具体的に考えをまとめるつもりです。仙台では、とても新緑が美しく、さくらんぼがおいしかったです。それ以上にすばらしかったのは、私の中に新しいアイデアの糸口をもたらしてくれたことです。
 次は札幌へ参ります。3年前に札幌へ伺った時は、足を骨折したすぐあとで、ギプスに松葉づえという最悪のコンディションでした。そのような格好での長旅も経験がなく、本当に大変でした。今回、生まれ変わった新しい私で皆様にお会いできるのをとても嬉しく思っています。内容も、前より一歩進んで新しい教材になりました。トレーニングによって、前以上のパワーになっています。
 今月の新刊は「メロディー・ピクニック」の3巻です。作業を終えて印刷に入っています。ピアノにおいて難しいのは両手のコントロールと指の移動です。「メロディー・ピクニック」は右手だけですが、先生との連弾によって楽しく指の移動を学びます。そして、ソルフェージュの練習にもなっています。CDつきもあります。ぜひ、レッスンに取り入れてください。今は、「ちびっこピアノ」お3巻の作業に取りかかっています。「ちびっこピアノ」のシリーズ、とても順調です。3巻までですが、毎週のレッスンをなめらかに進んでいます。
 日常生活とレッスンでごちゃごちゃし過ぎなのですが、心静かに日々を送るよう努めています。





6月13日(木)

 ずいぶん暑くなりましたね。5月の末から講座が続いてありました。一昨日の金沢まであまりにもその間が短くて、なるべく心と体がリフレッシュするように努めていましたが、遠いところへ朝早く起きていかなければならず、だんだん疲れがたまってきたようで、金沢へ行く前の日鏡を見たら、いつもの顔と違っているように見えました。はっきり言って、とてもみっともなくなっていました。原型がどうかは別として、皆さんの前に出るのに大変なことになったと思いました。しかし、私は絶対に金沢の講座を成功させたいと思ったので、鏡の中の私に向かって、明日の朝電車の中でぐっすり眠って、最高のコンデションに持っていこうと硬い決心をしました。計画通り電車に乗ったらすぐにおにぎりを食べて、首枕をして、深い眠りに入りました。そして、いよいよ金沢が近くなって目覚めたときには、目の上がぽっちゃりして、十分に充電されたことがわかりました。歯磨きをして、お化粧を整えてハツラツと会場へ向かいました。
 金沢へは何度か来たことがありますが、新幹線の開通で駅自体がどんどん大きくなっているように思います。お天気も心配していましたが、とても良い天気になりました。先生方も楽しそうに集まってくださいました。新しい「ちびっこピアノ」と「ぴよぴよピアノ」のことも私の中で、だんだん熟成されつつあります。気持ちの深まりが自然な形で、表面に出てくるものです。いろんな会場で先生方とお会いすることで、私自身が高められていっています。上半期の講座はあと仙台と札幌を残すのみですが、そこまでいって、もっとすばらしい青写真のようなものができるのかもしれないと思っています。仙台もとても楽しみにしています。
 金沢では、いつも金箔の根付けを買っています。最初に来たとき、それは新幹線が開通する前だったのですが、とてもきれいなものがあるものだと思って金箔専門のお店で買いました。それが古くなって紐が切れたので、次に来たときぜひ同じものを買いたいと思ったのですが、お店はあったけれど、同じものはありませんでした。その時は違うデザインのものを買いました。今回もぜひ金箔の根付けを買いたいと思っていたのですが、今回はあまりにも駅が変わり過ぎていて、そのお店が見つかりませんでした。金箔の根付けは売っていましたが、だるまのキャラクターがつていました。金沢の観光キャラクターができたようでした。
 それに、私が今回驚いたのは、金沢で、福井と富山のお土産もたくさん売っていることでした。私の中で、福井と金沢と富山は全然別の場所で、かにめしは絶対に福井で売られているものと思っていたのです。そして、しろえびせんべいは絶対に富山で買うものと思っていたのですが、どうもそれは昔のことで、今は北陸という一つの地域となったようです。
 帰ってきたら、いささか寝すぎたのかどうかわかりませんが、次の日背中が痛くなっていました。あまりにも痛かったのですぐに岩盤浴に行ったら、すぐになおりました。仙台まで一週間ありますので、さらにパワーアップしたいと思います。
 





6月9日(月)

 九州の講座に行ってきました。全国的に梅雨になりましたが、ぎりぎりお天気に恵まれました。とても暑い日でした。最初に鹿児島に行きました。鹿児島は2回目でしたが、前回も時間の関係でほどんどどこも見ていません。今回は4時間というさらに短い時間の滞在でしたが、鹿児島というのも独特の雰囲気があるように思いました。急いで新幹線に乗るために、お店の方にお弁当とお菓子をいただいたのですが、どちらもとてもおいしかったです。きっと鹿児島にはもっとおいしいものがいっぱいあるだろうなと思いました。
 鹿児島の講座では、先生方ととても近しい感じを受けました。4時起きでしたので、若干頭が冴えていない部分もあったのですが、とても熱心に聞いていただきまして、今のテーマである「ぴよぴよシリーズ」と「ちびっこシリーズ」のことをさらに深く掘り下げる作業が頭の中で行われたように思います。講座をしながらいろいろなことが浮かんでくるのでした。
 鹿児島から大分まで新幹線と特急を乗り継いで4時間かかりました。時間的には長かったのですが、不思議と遠いとは思いませんでした。同じ九州の中をちょっと移動しているという気持ちでした。実際、ほとんど熟睡していましたので、そんなには長いとは思いませんでしたが、帰ってきてから背中が痛くなったので、やっぱり遠かったんだと思います。大分は初めてでした。大分出身の生徒さんがおられまして、いつも話には聞いていましたが、駅に着いたら見事な地方都市という感じで驚きました。しかも、銅像やらぶんぶん電車やら鶏のオブジェやらいろいろありまして、楽しいところでした。しかも、駅のすぐそばに「てんくう」というすばらしいスパがありまして、旅の疲れをすっかり癒しました。そして、夜遅くに食堂街へ行ってみたら、ほとんどのものが売り切れだったのですが、大分の名物で「やせうま」というのがあって、食べてみたらとても好きになりました。ラーメンも食べてみたのですが、これはなかなか癖の強いものでした。食べているうちになじんでいきましたが、相当に個性のある味でした。
 大分でもたくさんの先生方と近い距離でお話しできたように思います。比較的新しいテキストについてで、しかも「ちびっこリトミック」はまだ出たばかりで、私自身が使ったことがないのですから、すべてが想像でのこととなります。「ちびっこピアノ」と「ちびっこワークブック」は実際にレッスンですでに使っているので、実体験に基づいてお話しできるのですが、「ちびっこリトミック」はその特殊な効能のようなものをまだ発見していません。これから私の具体的な研究が始まります。
 大分からは飛行機でまっすぐ帰ったのですが、飛行機の便数が少ないために、とても時間がありましたので、「うみたまご」という水族館に行きました。とても楽しかったです。小学生の修学旅行の人たちと一緒にセイウチのショーを見ました。セイウチのショーは初めて見たのですが、セイウチがあのように賢くてかわいいものとは思いませんでした。ペリカンやあごひげアザラシなどのショーもありました。珍しいショーをやっていました。空港に着いた頃にちょっと足が痛くなってきたのですが、そこへ「足湯」がありましたので10分ほど足をお湯につけたら、すっかりなおりました。「足湯」というのも初めてしたのですが、こんなにも効果があるとは思いませんでした。しかも無料でした。カボスのおみやげをいろいろ買いました。最近は各地でうまい棒のいろいろな味を売っているので、かぼす棒というのも買いました。とてもおいしかったです。「ゆずすこ」はちょっと苦手なので買っていません。とてもハードなスケジュールでしたが、とにかく楽しい旅でした。
 来週はいよいよ金沢に参ります。お天気が心配ですが、だんだんパワーアップしてきているので、いかなる天候でもぐんぐん進んでいく覚悟はできています。だって、梅雨ですもの。金沢はこれまでに何回か行かせていただいていますが、今回はきっと前と違った私を見ていただけると思います。つまり、骨折する前の古い私と、復活した後の新しい私ということです。金沢の先生方とお会いするのをとても楽しみにしています。






6月3日(月)

 ついに6月になりました。桜もツツジも終わって、所々でアジサイを見かけるようになりましたね。先日の京都のセミナー、とても楽しかったです。どちらかと言えば難しいテーマでしたが、意外とすんなりと入ることができました。これまでは私の中でアピールすべきポイントが絞れてなかったように思います。この同じテーマで何回やったかわからないのですが、やっと私の中で熟成された結論のようなものが出来上がってきたのかもしれません。
 久々に京都へ行きました。若い時はよく行きました。かれこれもう十年以上行っていませんでした。前とは全然違った雰囲気になっていました。前よりおしゃれで、今風になっていました。前は、古さを前面に出してたように思うのですが、今はとても新しい雰囲気でした。帰りにいろいろなお店を見ました。和柄のおみやげ物屋さんで、長い時間かかって選んで、二色ボールペンとつげ櫛とペーパーナプキンを買いました。それが必要だったからです。さらに300円ショップで、かわいいレッスン用シールを買いました。そして、いろいろな美味しそうなものもたくさん売っていたのですが、今太り気味なので、ほとんど我慢しました。それでも、抹茶味の八つ橋と北山メロンパンという飛び切りおいしいパン、ケーキ屋さんの前で売っていたいちご、そして、お飴さんというお店でいろいろな飴を買いました。さらに、浴衣も売っていたので、ちょっと見たらこれまで着たことのないモダンな柄だったので、なかなかいいなと思ったのですが、とても高価なものだったので驚きました。とても楽しい午後でした。
 明後日から、九州へ行きます。鹿児島と大分、九州の中ですがとても離れていて、鹿児島のセミナーのあとすぐに電車に乗ります。そして、大分で温泉に入ります。どのような旅になるのか想像できませんが、とにかく計画に従って、いろいろな乗り物に乗って、前へ前へと進んでいきます。「ちびっこリトミック」も出来上がりました。九州の先生方とお会いするのが楽しみです。できたばかりですので、まだ私自身も使い方がはっきりとはわからないのですが、想像上では、すばらしいテキストであると確信しています。「ちびっこピアノ」と「ちびっこワークブック」はすでに使っていますので、ある程度具体的なお話ができるものと思われます。とにかく、これまでのテキストと新しいテキストをすっきり整理して、みなさんにもわかりやすいように説明しようと思っています。






5月28日(火)

 ついに講座のシーズンがやってきました。明後日からいろいろな会場でたくさんお先生方とお会いするわけですが、私が講座へ行くときは、なぜかはわからないけれど、私の中に講座用の一つの部分があってそれが前面に出てきて、「講座の私」というものになるわけですが、それが一体いつどのようにしてなるのかは私にもわからないのです。今日の段階では、まだなっていない。ただただドキドキするばかりです。しかもここ数日とても暑くなって、体はほとんど夏用になってきています。京都は暑いと聞いています。しかし、それも行ってみなければわからないのです。
 私の話を聞きに来てくださるというのは大変に嬉しいことで、どうしようもないくらいわくわくすることではあるけれど、その期待に応えなければというのは、たいへんなプレッシャーでもあるのです。できるかどうかわからないけれど、自分の力を出し切って、終わった後にすっきりした気持ちになれればいいなと思っています。





5月16日(木)

 10連休も終わり、爽やかな季節となりました。令和という新しい時代になって、まだ何かの実感はないのですが、これからいろいろなことが変わっていくのだろうと思っています。10連休は楽しかったです。どこへ行っても人が多そうだったので、あまり人の行かないところで普通に暮らしていました。海のホテルへ行ったのですが、最初の2日はジョギング・コースを走りましたが、そのあとは急にだらだらしだして、結局今回ジムにも行きませんでした。そのホテルに行った大きな理由は、ジムとスパが素晴らしいということだったのに、スパに1回行っただけでした。その分のんびりしたようで、帰ってきたら全く体が健康になっていたような気がします。トレーニングをさぼったので、美容のレベルは10段階の3段階くらいにまで下がり、体がだらっとしてしまいました。今、急いで元にもどそうと努力しています。
 今回、何の勉強をしていたかというと、「メロディー・ピクニック」の3巻を7月に発売するのですが、その対応ワークブックの「おんぷワンダーランド」の4巻と5巻を作りました。使っているうちに、私は「メロディー・ピクニック」が大好きになり、ドレミファソの次に引き続き「メロディー・ピクニック」でドレミファソラシドを教えたいと思ったのです。ワークブックにおいてもドレミファソラシドと進むワークブックがあまりなかったので、「おんぷワンダーランド」の続編を書きました。そして、今研究に取り組んでいる現代の小学生のための方向性をとても深く考えて、「小学生のピアノ教本」の3巻を途中まで書きました。少しずつしか進まないけれど、方向性がわかってきたので、この続きは次のお休みに書けると思います。
 そして、帰ってきてから、「ちびっこリトミック」の作業に追われていたのですが、昨夜参考動画をユーチューブにアップロードして、すべての作業を終えました。いつもの私とは違った私になりたいと思ったので、パイナップルのイメージでやりました。沖縄に行った時かわいいパイナップルのサングラスとぬいぐるみが売っていたからです。自分でおもしろいと思いました。テキストもCDも動画も出来上がったものを見るとそんなに大変そうには見えないのだけれど、作っている時はとても大変でした。私が全力で作ったこのおもしろいテキストをたくさんの先生がたと子供たちに使っていただきたいと思います。
 今月の末には、ちょうど京都で「おんぷワンダーランド」と「わたしのワークブック」の講座があります。どちらも地味なテキストではありますが、大切なエッセンスが含まれる思い入れの強いワークブックです。今回、「おんぷワンダーランド」の続編の発売を記念して、ささやかではありますが、私からのプレゼントということで、かわいいクリアファイルをプレゼントさせていただきます。あまりにも嬉しいこのテーマで、張り切ってお話させていただきます。ぜひお出かけくださいね。














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